セクシャルマイノリティの自認は、大人になってからする人もいます。
私もその一人でした……。
【1】成人してから自分が「レズビアン」であると自認する人もいる
私は成人してから自分が「レズビアン」であると自認したタイプです。
それまでの恋愛について、自認するまで感じていたことを今回は体験談としてお伝えしようと思います。
【2】ビアンを自認するまで
レズビアンと自認するのが遅いと、世間の風潮になぞらえて異性に目を向けます。
ですが、自認するまでにも様々な違和感がありました。深く掘り下げていきましょう。
(1)幼少期の初恋は男性だった
私の初恋は、幼稚園で同じクラスだった男の子でした。
最初から女性が好きという訳ではなく、「男の子」が好きなマジョリティな女の子でした。
小学生に上がっても一途にその男の子の事が「恋愛感情」として好きでした。
(2)小学生時代から感じ始めた違和感
小学生に上がっても私はその男の子の事が好きでした。
しかし、親友の女の子に対して友情以上の「好き」という気持ちを抱くようになっていました。
ですが、LGBT教育など無かったのでこの気持ちが自分でもよく分かりませんでした。
自分でも「女の子を好きなのはおかしい」と考えていたので、初恋の男の子を好きでいようとしていました。
(3)中高に上がり完璧に感じ始めた違和感
中高になって「ゲイ」や「レズ」といった軽蔑に当たる言葉を知るようになりましたが、その様に呼ばれ苛められるのを恐れて誰にも言えませんでした。
その頃には女性が好きかもしれないと自分でも考えるようになっていました。
男性に対しても恋愛感情を抱かなくなってきたのもこの頃です。
「男性」に対して好意を抱かれると嫌悪感を感じるようになりましたが、「男性という存在」には嫌悪感はありませんでした。
(4)恋愛を避け悩む日々
「女性が好きかもしれない」と考えると差別されるのが怖くなり、恋愛感情自体避けていた頃がありました。
ですが、周りの彼氏との恋バナや夜の営みの話題は聞くのが苦痛で仕方ありませんでした。
特に夜の営み話題はかなりの苦痛で聴くのを避けていました。
(5)SNS・ネットでのセクシャルマイノリティの人との出会い
20歳が近くなった頃、周りには言い出せずにいましたが『Twitter』でたまたま相互フォロワーになった方が「レズビアン」でした。
その方をきっかけにレズビアンの方やXジェンダーの方と知り合うようになり、セクシャルマイノリティについての話を聞き知識も増えました。
仲間が居るという気持ちから、成人になって実際に女性とお付き合いをするようになり「レズビアン」と自認するようになりました。
【3】まとめ
私が「レズビアン」を成人になって自認するまでの体験談をご紹介しました。
「レズビアン」と自認が出来るようになったのは、セクシャルマイノリティ当事者の方のおかげでした。仲間が居ることで自分自身の性自認も認めることができたのです。
(Shano編集部)
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