【回答】レズビアンの“ボイ”とトランスジェンダーの違い

レズビアンのボイとトランスの違い

女性同士で恋愛をするレズビアンの人たちが言う男性っぽい“ボイ”と、トランスジェンダー(FtM)の違いがいまいちピンとこない人もいるようです。

そこで、FtMとして違いについてお話ししていきます。

 

【1】男っぽい印象のある“ボイ”

まず“ボイ”とは“ボーイッシュ”のことを意味します。

タイトル通り“男の子の格好”“男の子の髪型”などをしています。しかし、これは男性には使わずもともと女性の人に使う用語になります。レズビアンの人たちはよく、男性のような見た目を好む人を“ボイ”、女性のような見た目を好む人を“フェム”と表現していますよね。

もちろん私もトランスジェンダーではありますが、“ボイ”です。女性らしい格好が昔から嫌でした。なんか違和感があり、自分で自分を気持ち悪いなと認識するようになりました。

髪型もずっとショートです。というかほぼメンズカットで見せられる雑誌もメンズだし、カット料金もメンズです。少し安くなるから経済的には助かっています。

 

【2】トランスジェダー(FtM)との違い

“ボイ”の中でもレズビアンのボイとトランスのボイの違いもあります。

一見「同じだよね?」と混乱するかもしれませんが、レズビアンの“ボイ”は見た目はボーイッシュだけど、性自認は女性。でもレズビアンなので恋愛対象は女性になります。一方トランスの“ボイ”は見た目はボーイッシュ、しかし性自認も男性。恋愛対象は女性。ここでわかるように違いは性自認のみになります。

レズビアンのボイはただその格好が好きなだけ、もしくはスカートやヒールが嫌い。トランスのボイは見た目も中身も完全に男性化にしたいという気持ちがある。もちろん女性らしい格好は絶対にできない…と言ったところでしょうか。なのでトランスのボイの方がより一層男性に近い雰囲気になることが大半だと思います。

ちなみに、トランスジェンダーでも、中性的なジェンダーレス的服装を好む人もいます。また、もしかすれば性自認を隠すために、女性らしい服装をしている人もいるかもししれません。

 

【3】まとめ

女性だから、男性だからと言ってズボン、スカートを無理して履くことは一切ありません!そんな法律もどこにもありませんし、自分が着たい服、したい髪型にするべきだと思います。ただ、周りの目が気になるかもしれません。

ですがこれが私なんですと公言するチャンスも来るということです。人間は不思議に思ったり疑問を感じたら自己解決するか、その人に聞いてみるかのどちらかです。我慢して着たくもない服や髪型をしてストレスがたまるくらいなら思い切って自分の好きなようにしてみましょう!

(ツバサ/ライター”)

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