コロナ離婚が話題だけれど…離婚前に考えたい子どものこと

コロナ離婚が話題だけれど…離婚前に考えたい子どものこと

コロナ離婚という言葉がよく耳に入ってくるようになりました。急な環境変化によるストレスや今まで見えなかったその人の本質に触れて、離婚を決意することが多いようです。

しかし離婚というのは夫婦の問題だけではありません。夫婦で話し合っておくべきこととともに、子どもの影響についても考えていきます。

【1】夫婦で事前に話し合っておくこと

コロナの影響により家族で過ごすことも多くなりました。ですがその分、夫婦での喧嘩が増えてしまった人たちもいるでしょう。

コロナ離婚が今話題となっていますが、夫婦喧嘩などが多くなったり、お互いがストレスを抱えてしまうような状況になっているため、離婚をしてしまう家庭も増えてきています。ですがその離婚をする前に、必要なことはありますよね。

(1)子供がいるということ

家にいるということは子供も家にいることが多くなります。

学校も自粛期間で休校になっていることが多く、家にいることもほとんどですよね。

収入が少なくなる分、子供たちも家にいることが多くなるので、しっかりと子供にも対策をさせる必要があります。

(2)収入が少なくなるということ

仕事が無くなってしまったり、収入がテレワークに変わり減ってしまうという人たちもいます。

特に転職期間であれば延期となると内定を貰っていても無しになる可能性も高く、収入が減ってしまいますよね。

そのことをしっかりとお互いに話し合っておく必要があります。

(3)一緒に過ごす時間が多いということ

夫婦間でもそうですが、一緒に過ごすことが多い分、ストレスや不満などがどんどんあらわれることもあるでしょう。

そういったことで喧嘩をしないようにすることが大切になります。

いつまでも一緒にいる生活というわけではありませんし、長く続くことを見越してストレスを溜めない生活の仕方を模索できるかもしれません。

夫婦で事前に話し合っておくこと

【2】離婚による子どもの影響

子どもがいると、離婚による子どもの影響も心配です。どういったものが考えられるでしょうか。

(1)恐怖心・不安心が助長される可能性

離婚に至ったということは、それまでに何度も夫婦喧嘩があったと考えられます。

たとえ深夜に喧嘩していたとしても、意外と子どもは大声で起きてしまい怯えています。

大好きな父親と母親が喧嘩しているという状況は非常にストレスになり、対人関係などにおいて恐怖したり不安心が助長されたりする可能性が高いです。

(2)小さい頃だと父母を知らないままで大人になってしまう

小学校低学年や、幼稚園でそういう状況になると、そのまま父母を知らずに大人になるような子供もいるのです。

状況が分からないままどちらかがいないということになるので、不思議に思いながらも進学をすることになります。

またその影響で子供たちの間でのいじめなども増える可能性があるのです。

(3)学校に行かなくなってしまう

親というのは安心できる存在です。

急にいなくなってしまったりすると「母親もしくは父親もいなくなられてしまうのではないか」と思って学校にも行かなくなってしまったり、無口になってしまったりする可能性もあります。

ある程度成熟していて離婚というものをわかるようになってもショックが大きく、生活にも影響が出てきてしまいます。

(4)鬱になったり自律神経に乱れが出る

どうすればいいのだろうと子どもながらに悩んでも、大学生や社会人の人であれば対応も必要になります。もちろんその事で気を取られてしまい仕事なども進まず、鬱になってしまうパターンもあるのです。

片親家庭は発達過程に影響があったり、精神疾患系が多い傾向があることが研究で指摘されることがあります。

学生の頃から不登校になってしまったりすることもあり、頭痛を引き起こしやすくなってしまったり、体調も優れない状態が多くなるでしょう。

(5)恋愛・結婚に不安が生じる

家族関係が円満でない場合に、恋愛を経て結婚し新たに自身の家族を作ることに不安を覚えることがあります。両親がうまくいかなかったからこそ自信が持てなかったり、身近なモデルケースが得られなかったりするのです。

特に、母親が女の子を引き取ったり、父親が男の子を引き取ったりすると異性との関わりががくんと落ちることがあります。好きな人に対してどう接していいのかわからず、恋愛に不安が生じてしまうこともあるでしょう。

時として、結婚して子どもを作ることを想定した時に、どう子どもと関わっていいかわからない場合もあります。

離婚による子どもの影響

【3】まとめ

コロナ離婚をするような人たちが多いですが、一時的な環境変化によるトラブルなのであれば、極力そういう状況を無くすことが大切になります。

一緒にいることが多くストレスや不満なども、一緒に解決をしていかないと子供たちが悲しい思いをすることになります。

離婚は夫婦間の問題だけではなく、その子供にも大きな影響を及ぼすことを十分に理解したうえで、離婚という選択肢しかないのかよくよく考え、話し合っていく必要があります。

(MAGI/ライター)

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