人の恋の形はみんな違う……。
マイノリティなセクシャル「LGBTQIA+」に迫る本企画。
今回は、Aに当たる「アセクシャル」の人に、一般とされるマジョリティが持つ恋愛の「好き」と、アセクシャルが付き合いたいと思う異性に抱く「好き」の違いについて聞いてみました。
また、アセクシャルは結婚が困難だという言われ方を多くされるので、合わせて人を好きになれない人が結婚したい場合について伺っています。
【1】アセクシャルってどんなマイノリティなの?
アセクシャルは、恋愛感情と他者に性欲を持たないセクシャルマイノリティです。
そのため、恋で周りが見えなくなると言うことがなければ、好きな異性を見て胸が高鳴るといったこともありません。
また、人に対してムラムラする感覚がないため、欲求を解消しなければならないと言う気持ちになったり、異性に対して、性欲からエッチしたいと思うことがありません。
だからと言って、アセクシャル全員が恋愛をしないわけではありません。
そこで今回は、今まで異性と恋愛してきたアセクシャルの人に、アセクシャルだと自認して気づいた、異性へ抱く「好き」の感覚の違いと、結婚したい場合の気持ちの持ち方を聞いてみました。
【2】アセクシャルの「恋愛」への意識
アセクシャルは、「誰に対しても恋愛感情や性的欲求を感じない人」のことであると定義されていますので、一部、なんらかの理由で恋愛をする人がいるものの、多くは恋愛に興味を持てないのが当たり前です。
しかし、恋愛の話に付いていけなかったり、付いていけない事を人に伝えたとしても「あなたはまだ『いい人』に出会っていないからだよ」「そのうち出会うよ」と上から目線で言われたりして、嫌な気持ちになることもあるでしょう。
恋愛は人生において必須でもなく、するかしないかは個人の自由ですが、アセクシャルが恋愛の存在を意識しだすこともあると思います。
それはアセクシャルが「恋愛はしたくないが、結婚したい」と思うようになったときでしょう。
なぜなら、普段アセクシャルには恋愛の必要性がないし、したいとも思わないからです。 このような場合にどうしたらいいのかを考えてみたいと思います。
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