好きな人と長くいると同棲を考えるものですが、同性カップルだと乗り越えないといけない壁もありますよね。これから同棲を考えている人は、どのようなことを想定しておくべきか、リサーチしているところではないでしょうか。
そこで、レズビアンの同棲におけるメリットやデメリットをご紹介します。
【1】レズビアンの同棲の実情
多くの方が、パートナーともっと一緒にいたい!という気持ちで、同棲について考えるようになるかと思います。
しかし、女性同士の同棲を始めるには、超えなければならないハードルや、同棲を始めても困惑するようなことがある場合があります。
レズビアンの同棲の実情、デメリットとメリットについて、筆者の体験談も交えてお話させていただきます。
【2】同棲で感じるデメリット3つ
筆者が同棲を始めたとき、実際に感じた困りごとを3つご紹介します。
(1)家族へのカミングアウトが必須
同棲を始める前に、お互いの家族へあいさつをすることが、同性愛者・異性愛者などに関わらず、マナーになるかと思います。
異性愛者だったら、困るようなことはあまりないかと思います。
しかし、同性愛者で親にカミングアウトしていない場合は、同棲のあいさつのタイミングでカミングアウトが必須になってしまいます。
それがハードルとなり、同棲を始められない場合もあるかと思います。
(2)ルームシェアの実情
筆者の体験談となりますが、女性2人で不動産屋へ行ったとき、はっきりと「女性同士のルームシェアは難しい」と言われてしまいました。
まだ、都心部は貸してくれる不動産オーナーもいらっしゃるそうですが、都心から離れるほど保守的なオーナーが増え、難しくなってくるそうです。
同棲に向けて気持ちが盛り上がっているところに現実を突きつけられ、悲しくなりました。
(3)近所や周りの人に怪しまれる?
ハードルを乗り越えて、いよいよ同棲を始めた筆者とそのパートナーは、引っ越しのあいさつに伺うことにしました。
隣のお宅に伺うと、主婦の方から「女性同士だけど、ルームシェアですか?」と聞かれました。
被害妄想かもしれませんが、もし我々が男女のカップルであれば、初対面で上記のようなパーソナルな質問はされないのではないでしょうか。
【3】女性ならではのメリット3つ
もちろん、同棲を始めてよかったことの方が多いです。
女性ならではのことも含めて、3つご紹介いたします。
(1)経済的な余裕ができる
女性の賃金は、平均すると男性に比べて少ないのが現状です。同棲をすることで、2人で経済的に協力し合うことができます。
また、1人暮らしをするよりは、家賃や光熱費、食費などを節約しやすくなります。
筆者は1人暮らしだと食材を無駄にすることがありましたが、2人だとそれもなくなり、お互いに協力して自炊をすることで食費を浮かすことができました。
(2)洋服やファッションアイテムをシェアできる
洋服や帽子、かばんなどをシェアすることができます。体格が似ていることが多い女性同士ならではの楽しみ方ですね。
結婚式などのフォーマルなドレスは、1着数万円しますし、同じものを何度も着ることがマナー違反だと考える方もいるので、そのようなものをシェアするのもいいですね。
服のテイストが異なるカップルの場合でも、ときには違った服装を楽しむのも気分転換になりそうですね。
(3)生理や体調面の話をしやすい
女性の悩みの種になりやすいひとつが、生理です。
男性だと体感できないので理解しにくいことですが、女性同士ですとお互いのことなので、理解しやすいですね。
生理前のイライラや、生理中の生理痛などのときに、辛さをわかってもらえたり、心配してくれたり、お腹をあたためてくれたりすると、辛さもやわらぎますよね。その他の体調不良時も同様ですね。
【4】彼女と同棲する前に話し合っておくべきこと
家事の分担や、金銭面をどのようにするか、具体的に決めておくのが良いと思います。家事を当番制にしたり、得意分野で分ける方法があります。
金銭面では、まず、生活にかかる費用を算出し、各々がどのくらいの割合で負担するかを決めます。住宅費は自分が、光熱費と食費はパートナーが、というように分けても良いでしょう。
また、生活費用のクレジットカードを作ることをおすすめします。楽天カードでは、同性パートナーでも所定の条件を満たせば家族カードを作ることができます。詳しくは検索してみてください。
【5】まとめ
上記の通り、レズビアンの同棲は、まだまだ厳しい現実があります。
それでも、少しずつ、社会が変わってきている実感があります。
今後、社会的な保証が増えていくことを願ってやまないです。
(ぽん/ライター)
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