私は年の差婚をしていますが、年の差夫婦のエッセイ漫画を楽しむことができません。
その理由についてご説明していきます。
【1】年の差婚が人気に? しかし年の差婚のエッセイ漫画には違和感…
最近、歳の差婚が市民権を得るようになって、歳の差婚を描いたエッセイ漫画をよく見かけるようになりました。
一回り年上の夫と結婚している私ですが、実はこの手の漫画が少し苦手です。
今回、年下の妻が描く歳の差夫婦のエッセイ漫画ついて、私が違和感を覚える理由をお話しします。
【2】年の差婚のエッセイ漫画が現実的に思えない理由3つ
私が年の差婚のエッセイ漫画に違和感を覚える理由は、日現実性にあると思っています。
詳しく理由を説明していきます。
(1)必ずある! ジェネレーションギャップネタ
「夫婦でカラオケに行ったら、夫の歌う昭和の歌がわからない!」
そんな「ジェネレーションギャップネタ」は、歳の差夫婦のエッセイ漫画の定番です。
私達夫婦の間でも当然この様なことはありますが、それをいちいち「ジェネレーションギャップだ!」と意識したことはありません。人間関係において「ジェネレーション」以外にも色々なギャップがあって当たり前だからです。
例えば、同世代でもサブカル系の人の流行りは分からなかったり、他県の人と話した時にイントネーションの違いにビックリしたりすることはありませんか?
それに近い感覚だと思われます。
(2)なぜか嬉々として描かれる年下妻への賞賛の言葉
「若い奥さんをもらったから、友達から犯罪者と言われた!」
歳の差夫婦のエッセイ漫画では、夫が周囲から羨ましがられる描写がよくあります。
確かに世の中には「若い(実際に若い以外に夫と比較して若い場合も含む)妻」というだけで過剰に羨ましがる人もいます。ただ、それを書き手である妻があえて漫画のネタとして取り上げることが不思議です。
どうしても妻が夫婦間において、自分に優位性を感じているように思えてならないからです。
私は書き手の「若い=価値」という価値観に共感できないので、この手のネタに違和感を感じてしまいます……。
(3)夫の「おっさんぶり」が純粋に笑えない…
「夫のメタボ腹がヤバイくてドン引き!」
歳の差夫婦のエッセイ漫画には、夫の「おっさんぶり」が面白おかしく描かれています。読み手は容易におっさんの風貌や言動が想像できますし、確かにそれらはユーモラスです。
間違いなく「面白ネタ」ではあるのですが、私はどうもモヤモヤしてしまいます。
もし私の夫が風貌・言動ともに「完全におっさん」であったとしても、エッセイ漫画の妻の様に純粋にそのことを面白がれません。
私は夫より年下ですが、オシャレでもなくスタイルにも自信がないので、手放しに夫のおっさんぶり(ダサさ)を笑えないのです。
自分に引け目を感じているからこそ、書き手である妻の「自分の外見を棚に上げてる感」がひっかかるのでしょう。自分の外見に自信があれば、純粋に楽しめるネタなのかなぁとは思います。
【3】まとめ
歳の差夫婦のエッセイ漫画は、歳の差を誇張した描写が多くあります。
そのため、歳の差婚の参考書としてではなく、気軽に読める読み物として楽しむことをおすすめします。
(梅沢博香/ライター)
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