恋愛指向を指し、「双方向の感情を望まない」マイノリティのリスロマンティック。
もしかしてそうかも…という人のための簡単診断テストを作成しました。
【1】恋愛指向のみを指すマイノリティ
近年話題になっているLGBTQは恋愛指向と性的指向の両方を指すものですが、いわゆるマイノリティにはリスロマンティックのような恋愛指向のみを指す概念も含まれています。
具体的には、「恋愛感情を感じるが、その対象から恋愛感情を向けられることは望まない、求めない」という気持ちのこと。つまり、両思いになることを望まない恋愛指向のことです。
「恋愛できない」と悩んでいる人は、もしかするとリスロマンティックかも……?
【2】リスロマンティック診断テスト
ただツンデレ的なのか、本当に双方向の感情を望まないのか……。
今回は「リスロマンティックかも?」という方のために特徴を5つご紹介します。
(1)「好き」でいるだけで満足
好きなアイドルやキャラクターに対して、見ているだけで満たされるという感情はよく起こります。推しに近い感覚、これがリスロマンティックの恋愛の特徴です。
憧れが強かったり、二次元のキャラクターや実在しない存在が好き、という場合もこれに含まれることがあります。
相手から関心を寄せられなくても、自分がひたすら好きでいられることに満足する。好きなひとを眺めているだけで完全に満たされてしまう、そんな経験が頻繁にありませんか?
(2)人から好意を寄せられることに抵抗がある
追っている間は感情が止まらないのに、追われると冷める。もしくは、自分に恋愛感情を向ける人のことはどうしても好きになれない。
両思いという関係や、人に好かれるという状況そのものに激しい抵抗感や嫌悪感を覚える人もいます。
何かしら過去にトラウマがあるなど様々な原因が考えられますが、恋愛感情が冷めてしまうという場合はリスロマンティックの可能性があるでしょう。
(3)愛のあるスキンシップが苦手
愛情表現としてのスキンシップに抵抗を感じる人もいるでしょう。
性行為や肉体的接触そのものに嫌悪を抱いている場合と、そこに愛情を感じることに抵抗を感じる場合とがあります。
リスロマンティックには前者の人が多いようですが、行為そのものには抵抗がなくても、恋愛対象とのスキンシップを回避したがる人にもリスロマンティック的傾向があると言えます。
(4)「好き」を決して知られたくない
相手に自分の想いが伝わってほしくない、秘密願望が強い人はリスロマンティックの可能性があります。
相手だけでなく周囲のすべての人にも知られたくなく、恋愛感情を内に秘めたままでいるという意識が極端に高い場合は、特にリスロマンティック的傾向が強いと思われます。
(5)恋愛対象だけでなく他人に心を開きにくい
自分の世界に閉じこもりがちで、人間関係を作ることが苦手。リスロマンティックにはそのような人もいます。
外側から自分以外の人を眺めるばかりで、人の輪に入り、人と積極的にかかわることに不安や恐怖を感じやすい場合、過去のトラウマが原因していることもあるでしょう。
【3】まとめ
ここで挙げたのはあくまで一般的な特徴であり、一つ当てはまっていてもリスロマンティックとは言い切れず、逆にすべて違ってもリスロマンティックでないとは言い切れません。
「恋愛関係において相手から好意を向けられることを望まない」のがリスロマンティックであり、そのタイプや原因には様々なものが考えられるからです。
「蛙化現象」と呼ばれているものもありますが、これは特に相手からの好意に強い不快感、抵抗感、嫌悪感を抱く場合を指すものです。それもまた一つの恋愛指向と言えます。
恋愛のあり方は人それぞれ。この記事が「恋の仕方」を考えるきっかけになれば幸いです。
(Shano編集部)
コメントを残す