他者へ恋愛感情を寄せることはあれど、好きな人から好意を向けられたら冷めてしまう…ゾッとしてしまう。
そんなリスロマンティックを不思議な恋愛指向だと思う人は少なくないですよね。
ただ、私の場合にもともとそう言ったマイノリティなのか、親のせいでお互いに恋愛感情を持つ状態が嫌になってしまうのかわからないのです……。
【1】私の初恋は茶化されて終わる…
私が最初に異性を恋愛的な目で見るようになったのは、中学生の頃でした。幼馴染でいつも一緒にいた彼。一緒にいる時間が長かったから、なぜ彼に強く惹かれたのか説明は難しかったです。
ですが、強いて言えば彼が優しかったことと、一緒にいて居心地が良かったことにあるのでしょう。彼も私の好意が向いているのではないかと薄々感じていました。ただ、確信はありませんでした。
そんなギクシャクした2人を見て真っ先に“なにかあった”ことに気がついたのは私の両親でした。「好きなの〜」と茶化され、持ち始めたばかりだったので「携帯の連絡先を交換しなよ〜」など好きだと言っていないのにあれこれと言われ、恥ずかしさとともに嫌な気分になりました。
その上、「レストラン予約したから」と勝手にお膳立てされ、「私の気持ちは相手にバレバレなのでは!?」と思ってしまったり。さすがに自分の思うように進まないこの恋愛にうんざりし始め、彼が私の好意に気づいたのか露骨に好意があるようなそぶりを見せられた瞬間、一気に冷めてしまいました。
【2】恋愛嫌いになった私
次に人を好きになったのは高校生のとき。ムードメーカーな男子に強く惹かれました。思えば中学のときもでしたが、好きと言っても「付き合いたい」と思ったことはなかったですね。キラキラする彼を見て「はあ〜〜〜」と恋する乙女のようにときめいている時間だけで満足でした。
でも、私は特に意識していなかったものの、好きな上に親しい友人でもあったため、友人の1人として母親に彼のことも話していました。さほど異性の友達が多かったわけではないので、「さては…」と思ったらしい母親は、これまた茶化してきたんです。
一番嫌だったのは、「授業参観のときに挨拶しようかしら」というもの。そんな露骨にやめてよ…私の思い出を踏みにじらないで…とすごく怖くなりました。でも、付き合えなくなるとか、付き合うきっかけになってしまうとか、“付き合う”ことへの意識までは向いていませんでした。
ただ、あまりにあれこれと母親のおもちゃのように扱われることに苛立ちを覚え、その恋愛自体また嫌になりました。気づいたら人を好きになっても言わない…そして好きな人から好意を向けられるとゾッとする…そんな自分が出来上がっていたのです。
【3】まとめ
恋愛指向はリスロマンティックそのものだと思っていますが、ある意味トラウマになっているのかもしれないと思うと、自分がリスロマンティックなのかどうかわからなくなってしまいます。
ただ、もし親のせいで恋愛(ここでは交際すること)ができなくなったのではないかと思うと、母親を恨めしくも思ってしまいます。
(Shano編集部)
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