アセクシャルやノンセクシャルは特に、人に性欲が沸かないために性的なことがしんどかったり、性嫌悪を抱えていることが多いですよね。
「自分は性的な行為をしたくないんだけれどな……」と思う人たちは、恋人にどう相談すれば良いのでしょうか。普段LGBTの人とあまり関わりのないマジョリティ(ノンケ)だと尚更悩んでしまうかもしれません。
そこで、普段は恋愛記事を書いていて、あまりLGBTの人と接点のない筆者が、この問いについて考えてみました。
【1】恋人間での性行為はとても大切なもの
恋人の間で大切なことは様々ありますよね。信頼だったり、相手を敬う気持ちなどが挙げられるでしょう。マジョリティ的な立場でお話しすると、性的な行為というのも大事なコミュニケーションの1つになります。
大好きな相手からのエッチというのはとても嬉しいもので、お互いが気持ち良ければ尚更相手のことを好きになったりもします。
ですが、そんな性的な行為をしたくないという人も多いです。簡単に言えば性に関して無関心であったり、逆に嫌悪感を持っているというような人たちです。
中には、「以前はできていたのだけれど、急に夫をそういう目で相談できなくて」とレスに悩み病院へ相談した結果、恋人ではなく“家族に対して性的なことをする”意識があるゆえの嫌悪で、カウンセリングによって改善を図ることができる場合もあります。
そうではなく、本当に無理だと感じているのなら、パートナーに打ち明けたいと思うことが多いのではないでしょうか。しかし、どう話を切り出していいか悩んだり、恋人間での性行為は大切なものであっても、こちらの都合で相手ができないとなれば、相手はどの様に思うのか不安に感じる人も多いですよね。今回は、そんな時にどう相談をすれば良いのかお話したいと思います。
【2】もし性行為ができないなら…恋人にどう相談しよう?
もし性行為ができないとなれば、そのことをまずは真っ先に言うことが大切です。できれば、付き合うときに伝えるのが誠実かもしれません。
一番NGなパターンとしてはエッチをする直前や、始めてしまった段階で言うことです。そうなってしまうと、相手も「拒絶された」と感じてげんなりしたり、折角高まっていた気分が一気に冷めてしまいそのまま別れる…というようなことなりかねません。
ですから、恋人に相談をする際には、性的な話が出ていない場面を選び「実は性行為が…」と、キスやハグもダメなのか、それ以上がダメなのかも含めて早い段階で打ち明けましょう。もし恋人に相談をし辛いのであれば、できれば対面で話すに越したことはないですが、後で対面で話をする前提で『LINE』などを使って文章で送るようにしましょう。そうすることで相手もしっかりと理解をしてくれた上で対策をしてくれたり、受け入れたりすることでしょう。
ただ、性嫌悪というものを知らないのであれば、「そう言っていても、いざ雰囲気ができれば大丈夫でしょう」「自分には特別だろう」と根拠なく考えてしまうことがあります。この辺りは念押しして置いた方が、後々傷つけることない上、自分も辛い思いをしないのではないでしょうか。
性行為ができないから無理…というのは、よほど性に対して高い関心があり、恋愛に軸を置いている人だと思いますが稀です。ですが、もしかしたら、「他の人とはして良いのか」「お店に通っていいのか」という具体的な折衷案のようなものは出てくるかもしれません。この辺りも考えて置いた方が良いかもしれません。
また、注意したいのは結婚後だと事情が変わってくるということです。なかなか性的なことができないと伝えられず、しかしパートナーを繋ぎ止めたくて先に結婚してしまうと、日本においては夫婦生活ではありきでなおかつ他の人に手出しできないなどの観点から、法的に、継続的に行為を拒否する方が立場が弱くなることが多々あるようです。もっとも、パートナーから同意が得られれば問題ないでしょうけれど…前例があまりないので憶測の域を出ません。
【3】まとめ
性的な行為をしたくないと思う人は増えてきています。と言っても、それを実際に打ち明けるというのは難しいですよね。
しっかりと伝えることで相手も理解してくれると思うので、思い切って言うとスッキリしますし、お互いの関係が良くなる可能性もあります。
(Shano編集部)
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