元号が平成から令和に変わった5月のゴールデンウィークに、2年ぶりにアメリカから友人が遊びに来ました。
私たちは大阪で会いました。彼は自分がゲイセクシャルであることをカミングアウトしてくれて、しかも「ゲイバーに行ったことがないから行ってみたい」と言うので、二度驚きながらも、一緒に大阪のゲイバーに行くことになりました。
ストレート(ノンケ)の私の体験談と感想をお話しします。
【1】外国人が経営するバーへ
私も彼も全くの初体験なので、どこがいいとかもわからずに、とにかくネットで調べました。結局、お店が多くあるエリアに行き、とりあえず、どこかに入ってみようという流れでした。
彼が、「外国人が経営しているバーがあるみたいだから行きたい」というので、私は(ゲイバーに行く前に、外国人のバーに行く)と思い、承諾しました。
そのバーは、外国人だけでなく日本人もいて、外国の女性も数組いました。目的の場所に行く前に、軽くお酒を飲むことは、夜のお店に行くときの定番の流れなので、適当にお酒を注文して、しばらくそのバーに滞在しました。
外国人のマスターが「令和とゲイバーの発音が似ているよね」と面白いだろという顔で言うので、「令和」と「ゲイバー」の両方をバカにしているのかと思ったのと同時に、私たちがこれからゲイバーに行くことを見透かされて、(これからいけないことをすることを見透かされた少年のような)少し憂鬱な気分になりました。
【2】店内の雰囲気
店内ではカラオケができるようで、その時は、マイケルジャクソンの歌を歌っている人がいました。
マイケルの高音を上手に歌っているので、女性が歌っていると思って、振り向いたら男性が歌っていました。よくあんなに高い声が出るなと感心したものです。
時間が過ぎていき、トイレに行きました。トイレから戻るときに店内を見渡すと、さっきまでいた女性たちが一人もいません。あれ、おかしいなと思いました。店内には男性しかいないのです。私は友達にそのことを言うと、「ここはゲイバーだよ」と言うのです。私は驚きました。
ここがゲイバーだと分かり、さっきのマスターの冗談も納得しました。周りをよく見ると、いかがわしい形のオブジェがたくさん置いてあり、その理由も納得できました。
私は、ここがゲイバーと知るまでは、腑に落ちなくて、「なんだか変なお店だ」と感じていて落ち着かなかったのですが、知ってからは安心して楽しめました。私の友達も、ゲイバーということでオープンな気持ちになっていたのか、いつもと少し違う様子でしたが、とても楽しんでいたので私も嬉しかったです。
【3】まとめ
普段ゲイバーに行く機会がなかったので、今回の体験は不意打ちの連続でしたけれど、とても新鮮で楽しかったです。
初体験も済んだので、次回からは安心して遊びに行きたいと思います。
(Shano編集部)
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