共依存は悪化すると、外界をシャットアウトして二人だけの世界になり、学校や会社に行かなくなり、恋人の他には誰ともコミュニケーションを取らなくなってしまいます。
つまり、社会的にも経済的にも自立できないと言えます。お互いに依存していれば良い…というわけではなく、共依存は多くのリスクをはらんでいると言えるため「いけないもの」の理由としてこれらが説明されることが多いですが、どのような人がなりやすいのでしょうか。
【1】共依存になる条件
カップルの中には依存をしてしまうという人もいるでしょう。そもそも依存をするというのはどういうことなのでしょうか。
例えば相手と付き合う時に相手のことを「好き」で留まっていたものの「依存」まで発展をするような人もいなかったですよね。依存をするというのは、その依存する相手がいなくなってしまうと自分ではなくなるということです。好きな人形をずっと持っている人も、その人形に依存をしていると言えますよね。他にもゲームに依存をするという人は1日に絶対にゲームをしないと、イライラしてしまったりしますし、タバコなどもいい例ですよね。
ですがそれは片方が一方的に依存をしているだけになります。共依存というのはどういうことかと言うと、お互いがその関係でずっと一緒にいなくてはいられない、お互いに恋人なしでは生きていけない状況です。
かつては、相手がお酒に依存をしている状態をこちらがケアをして人間関係を保っているという状態のことを指していましたが、近年はその意味合いで使われることが少なくなっています。
【2】共依存になりやすい簡単診断テスト
共依存になりやすい人の特徴として、物事に対して依存をして影響を受けやすい人が多いです。詳しく見ていきましょう。
(1)お互いの影響を受けやすい
お互いの影響を受けやすいと、様々なものに依存をしてしまいます。
共依存とはお互いの関係が物や行動で保っている状態のことも言うので、相手の好みや好きなことに直ぐ影響されるというのも依存しやすい1つの原因になるかもしれません。
(2)自己中心的
とにかく自分を中心的に考えて行動する人が多いです。自己中心的な人は周りのことを考えず自分が良ければそれでいいという考えになります。
そういう人に近づく人がいるのであれば、もしかすると共依存の関係になりかけている可能性もあります。
(3)お互いが好きすぎる
カップルであれば相手に対してどのように思っているのかが重要になります。
相手がいなくなってしまったら何も考えられない、もうお終いと考えてしまう人たちは共依存になりやすい傾向があるのです。
彼・彼女という依存をするものに縋っているということになります。
(4)喜怒哀楽が激しい
情緒不安定な人や喜怒哀楽が激しい人も、安定や幸福を相手に求める傾向があります。
悪く言えば、自分のストレスなどを自分でコントロール・消化できず、相手ありきで相手にこれらをしてもらおうと考えてしまいます。
(5)ネガティブ
マイナスな考えを常に持ってしまったり、生活の中で劣等感を感じたり嫌気をさすことが多い人は、誰かから認められたい・愛されたいという思いから、過度に“恋人”という存在を求めがち。
そのため、自分が生きる意味を相手に見出してしまい、その人なしでは生きられなくなってしまうことがあります。
【3】まとめ
共依存という定義は少し難しいですが、自己中心的な考えで相手の影響を受けやすい人たちがなりやすいと考えられています。
共依存にならないように注意をして、お互いが良い生活をするようにしましょう。
(MAGI/ライター)
コメントを残す