子どもの頃から様々なゲームに触れてきて、最近「何かセクシャルマイノリティの事情が変わってきた?」と思うようなことが出てきました。
ですから、ざっくりではありますがそれらについてお話したいと思います。
【1】リメイクで変化した時代と作品…牧場物語から考察
2003年に発売された「牧場物語」のリメイクが発売されました。
筆者はリメイク元の元であるPlayStationでの作品に触れたことがあったのですが、結婚などのイベントが入っており、その頃には己の性別に対する違和感等があったので「結婚って、しなくちゃいけないの?」と子どもながらに首を傾げたのを覚えています。
とはいえシリーズのファンではあるので、発売されたリメイクを早々に購入して遊び始めて驚きました。「同性婚」という表現こそされてはいませんでしたが、同性のキャラクターとの恋愛関係が可能であることや結婚に近い「大親友の儀」というイベントが作られていたり、子どもを持つことも可能なんです。
このリメイクで、わざわざこうしたシステムを組み込む必要がなかったのではと思う人もいるかもしれません。けれど組み込まれたということは、社会全体に「多様性」が認識されているからこそでしょう。10年もかからない間に、色々なものが浸透しているんですね。
【2】同性婚が最初から組み込まれているものも
作品によっては、同性婚が可能というゲームも最近は増えてきました。
海外ゲームでは制作側の国や地域によってか同性婚が当たり前のように入っているパターンもあります(有名なものとしては「STARDEW VALLEY」という「牧場物語」に影響を受けたゲームなど)し、国内のゲームでも「FE風花雪月」のようにファンタジー世界であることからか同性婚含むキャラクターの結婚を可能にしているものもあります。
こうした流れを見ていると、「固定観念から外していこうよ」というアプローチになってくれるのではないかと期待していたりします。
【3】性別についてプレイヤーに委ねるスマホゲームの台頭
とはいえ、ゲームが好きという人でもない限りゲームに触れる機会というのは少ない人が多いでしょう。もしくはスマホで出来るゲームならやっている、という辺りでしょうか。
スマートフォンアプリのゲームにも様々ありますが、ミニゲームのようなものではなく、しっかりとしたシナリオと主人公がいるものもありますよね。ああしたゲームの場合、恐らく数年前辺りでは主人公の性別を一度選んだら変更は出来なかったかもしれません。けれど、かなりの割合で主人公の性別が簡単に変えられたり、そもそも性別に関して触れられることがないパターンもあります。
アプリゲームの場合、まず男女問わずユーザー数を増やしたいというのが理由のひとつだとも思いますが……(皆様、課金はコンテンツの為には大切ですが適度に、楽しめる範囲でやりましょうね!!)
性別の決定がプレイヤーに委ねられているような感覚を得られるというのは、性自認に対して様々な感覚を持つ人々がいるということもカバー出来るという意味ではひとつの上手い方法だと思います。
【4】まとめ
ゲームのリメイク話から、同性婚と性自認にも触れることになりましたが本当に色々と変わったなとしみじみ思います。勿論、今までのゲームのようにしっかりとした設定を持つ主人公がいるRPGも良いものですし大好きです。
けれど、こうして色々な変化や作品を見ていくと、思っていたよりも早くセクシャルマイノリティの物事が浸透しつつあること感じられました。楽しみながら固定観念が少しずつでもなくなっていくといいですね。
(シキ/ライター)
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