親しくする友達はほとんど女性、恋人や恋活で張り合う相手も女性。そんなレズビアンの世界では勃発しがちなトラブルが存在します。
ビアン同士や女性とも恋愛するセクシャルマイノリティ間で起こりやすい問題とは?その原因や理由についても触れていきます。
【1】レズビアンの世界は友達も恋人もライバルも女性
女性率の高い職場(医療関係や保育所関係)などは、同性同士の人間関係トラブルが多いとよく聞きます。
ですが、レズビアンの世界は友達も恋人も恋愛のライバルも全員が女性。
レズビアングループやイベント、SNSでよくトラブルが勃発しています。
【2】勃発しがちなトラブル3選
どんなトラブルが勃発しがちなのでしょうか。経験に基づき多いトピックを列挙します。
(1)恋愛トラブル
一番多いのは恋愛絡みのトラブル。同性愛者の場合「友達」と「恋人」のラインが曖昧で、遊びや、冗談のつもりでちょっかいをかける事が三角関係のトラブルになってしまったりします。
また、狭い世界で恋愛をしているため、「自分の彼女は知り合いの元カノ」である確率も多いのです。
狭い世界というのは、噂話や陰口なども本人の耳に届きやすいもので、ちょっとした会話や勘違いがきっかけで関係に亀裂が入る事も。
密な繋がりが、近い範囲で頻発してしまう、独特の人間関係ならではのトラブルが多いのです。
(2)差別
セクマイ当事者同士の間でも差別は存在します。ボーイッシュやバリタチのビアンに対しては苦手意識を持つ人も少なくありません。
またFTMなどのトランスセクシャルの人に対して、レズビアンからの風当たりが強いこともよくあることです。FTMの場合、性自認は「男性」であるため、性的指向が女性であっても異性恋愛でありレズビアンではありません。
しかし、性自認についてより理解を得やすいレズビアンをパートナーにしたいと思うFTMも一定数いるため、こうした矛盾に納得ができないレズビアンも少なくないようです。
セクシャルの違いや、見た目問題による差別は、セクマイ同士でも珍しい事ではありません。
(3)ネットいじめ
LGBTQAに限らずネットいじめはすでに世界的に問題となっていますが、レズビアン同士でもこうした問題は多く見られます。
同じ悩みを抱える集まりの中でも、自分より弱い立場の人を攻撃したがる人は少なからずいるようです。
また、イベントやパレードなどで目立った存在感を放つ人は、芸能人などと同じく、言われもない誹謗中傷を受けてしまう場合もあります。
【3】まとめ
マイノリティ同士、分かり合えるはずのレズビアンたち。しかし同性愛者は、関係性がより濃い付き合いになるからこそのトラブルが絶えないものです。
その原因のほとんどは「嫉妬・ねたみ」。なかなかパートナーに巡り合えないことや、理解してくれる人が見つかりにくい世界で、誰かを嫉妬する気持ちがこうしたレズビアンあるあるを生み出してしまうのです。
(アラタ/ライター)
コメントを残す