足立区議会の発言が差別的だとして炎上したものの、中には炎上にまで至った理由がわからない人もいるかもしれません。
そこで、同性愛者ではない筆者が覚えた違和感を5つご紹介します。
【1】問題になっている足立区議会の発言とは?
9月25日、足立区議員の白石議員が少子高齢化の対応で、以下のような発言をしてLGBTに対して差別的だと炎上しました。
「レズビアンとゲイが足立区に人が広がってしまったら、足立区民がいなくなってしまう」
「足立区は滅んでしまう」
「普通に結婚して普通に育てることは素晴らしいことなんだ、と子供達に教えるべき」
のち、撤回と謝罪がありましたが、一連の事件はツイッターで足立区短歌が生まれるほどに発展しています。
【2】おかしくない? 発言に違和感を覚える理由
SNSでも話題になりましたこの発言に違和感を覚える人は多くいます。一方で、なぜ炎上にまで発展するのかよくわからないこともいるでしょう。同性愛ではない自分が感じた違和感についてピックアップしていきます。
(1)同性愛がいけないことだと言われている違和感
同性愛ばかりになって子どもが少なくなってしまい少子化になるというのは違和感を覚えますよね。今の環境では同性愛だらけではないです。
今でも少子化ということは変わらないでしょうし、足利区で生まれた人が足利区にずっといるということはありません。引っ越しなどをして生活をする人たちもいますよね。
そういう中で同性愛を否定された気持ちになり違和感を感じる人も多いのではないでしょうか。
(2)子供が少なくなるという違和感
子供が少なくなる違和感というのもあります。今の生活では孫を見れているという人たちも多い中で、この発言は少し違和感を覚えます。仮にそうなったとしても区が無くなるまでのほどはあり得ないでしょう。
そもそも、今回はバイセクシャル等ではなく、レズビアンやゲイセクシャルが取り上げられたのであえて触れますが、性的指向が同性に向いている人が、異性と結婚し、さらには子どもをパートナー間の受精で作ることは現実的ではないはずです。
そして少子化の問題というのはそれ以前の問題にもなります。
(3)今の環境でありえるのかという違和感
今の環境で同性愛を認めるだけで滅んでしまうのかという違和感があります。
ただでさえ世界では認めているところもあり、幸せに暮らしている人はたくさんいます。
その中で、同性愛を認めただけで人が減ってしまい滅んでしまうのかというのには違和感を覚えることでしょう。
(4)そこにずっと住んでいるのかという違和感
引っ越しなどをして住民登録をしている人たちも多いですよね。
そういう人たちもいる中で、同性愛ばかりになって子供が生まれなくなるというようなことはありません。
基本的に他の区や県から移住をしてくるような人たちも多い中なので、もちろんその逆もあり得ますよね。
(5)差別的な発言に違和感
根本的な問題にもなりますが、LGBTの人たちを差別しているような言い方にも聞こえますよね。
少子化などの問題に対して何故LGBTの人たちを例としてあげるのか、違和感を感じる人も多いでしょう。
【3】世間での反応
実際、世間ではどのような反応があったのでしょうか。一例をご紹介します。
「足立区で育った私、イギリスで同性婚してたまに一時帰国してるけどどっちも滅びてないぞ」
「同性愛者は足立区が認めようが認めまいが異性愛者になることはないし、足立区が認めてくれないから同性とパートナーになるのは諦めて異性と結婚して子供を産もうってことにはならないでしょ。なんでわからない?」
「足立区の人達も幸せに生きてほしい」
「海外の同性婚が実現してる国、出生率下がってる国は殆どないですよ?」
「同性愛は広がるもんじゃないですー! 僕たちは子どもは産めないけどちゃんと税金納めてるし 子どもがいる家庭は全力でサポートしていますー! 同性カップルも未来の日本のために貢献できますー!」
【4】まとめ
今回の足立区議会の発言ではSNSでも多きは反論や意見がありました。
多くの人は差別に感じたことは間違いないでしょうが、この様な差別をされることがないような日常になることを祈っています。
(MAGI /ライター)
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