ストレートの男性ですが、ゲイもノンケも混ざるマニアックラブでもくちゃにされ、夜の東京の街に魅せられました。潜入記を綴ります。
【1】マニアックラブとの出会い
今から15年以上前の話になります。私が東京に来たばかりの20代前半の頃、青山で営業職をしていました。
日々ノルマに追われ、家に帰らずに会社に泊まることもよくありました。当時の私はクラブが大好きなイマドキの若造でした。週末ごとに都内のクラブに行くことが楽しみでした。
そんな中、日課のように、その日も会社に泊まることになりました。いつもは他の人も泊まるのですが、その日はたまたま私一人だけでした。私はヒマを持て余しまして、そういえば会社の近所にクラブがあることを思い出しました。
それが「マニアックラブ」です。確かハウスミュージックの老舗クラブだと聞いていました。時間もあるし、せっかくなので行ってみようと思いました。
【2】異性を引っ掛けることを意識したが…
好奇心が旺盛で、日ごろから異性に声をかけることも日課だったので、初めてのクラブに一人で行くことは冒険のような気持ちで、不安より楽しみの方が勝ります。
青山の老舗クラブに行くという経験は、田舎から出てきたばかりの若造には、十分すぎる冒険でした。
私は異性を引っかけることを意識して、スーツに香水をふりかけて行きました。とあるビルの地下一階だったと思います。深夜12時を過ぎたあたりの平日の青山。道は人通りも少なく、営業しているかどうか少し不安になりながら、たどり着きました。
入り口の向こうからは音楽が聞こえてきます。どうやら営業しているみたいです。私は安心しながら、はやる気持ちを抑えきれず、意気揚々と入っていきました。
そして、私が見た光景は……上半身裸の男たちが輪になって汗だくで踊っている姿!湿気がすごい!とても楽しそう !
【3】男性に誘われ汗だくに
私は何かの祭りなのかと思いました。そのとてつもなく異様な光景に思わず開いた口がふさがらない。
男性に「こっち来いよ!」と言わんばかりに手招きをされる。女性を捕まえに来た私はガッカリしながらも、せっかく来たんだから楽しまないと損と考えて、やけくそになりながら、その輪の中に飛び込んで一緒に円になって踊りました。
もみくちゃになりながら、汗が飛び散って、色んな掛け声が飛んでいたと思います。クラブに行ったはずなのに、どんな音楽が流れていたか思い出せないくらい、強烈な印象だったことを覚えています。
結局、私は数十分踊っただけでしたが、ものすごく疲れて帰りました。ノンケもゲイも混ざると言われているマニアックラブですから、他の男性たちは…その後お楽しみだったのかもしれません。
【4】まとめ
15年以上経った今でも、その景色を覚えていて、こうして記事に書きたくなるくらいのインパクトでした。ゲイもノンケも気にせず混ざれる最高の空間です。
田舎から出てきたばかりの小僧には、刺激が強すぎましたが、東京のディープな夜の魅力に惹き込まれたことだけは確かです。
(Shano編集部)
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