今年は試食ができなかった「サロン・デュ・ショコラ」。ですが、昨年までの試食経験と、試食したことがないチョコレートの買い込みで、チョコレートを食べ尽くすことができました。世界的に評価されているチョコレートの中でも、特に美味しかったと感じるものをランキング形式で3つご紹介します。
【1】「サロン・デュ・ショコラ」とは?
「サロン・テュ・ショコラ」は国内外で行われており、パリ発祥のチョコレートの祭典です。「チョコレートのコミケ」と表現されることもあるようです。
海外各国から選りすぐりのチョコレートが集まり、入手しやすいチョコレートから、王国認定のチョコレートなど、1粒500円ほどするチョコレートまで出店されます。
日本でも毎年大人気のイベントで、チケットを事前に購入した上で入店するシステムになっています。昨年までは窓口に並び購入していましたが、今年は新型コロナウイルスの影響もあり、開催店舗である「伊勢丹新宿店」のアプリから予約。QPコードで入場する形となりました。
【2】ランキング1位: Toshi Yoroizuka(トシ・ヨロイヅカ)
テレビでも度々話題となる鎧塚俊彦さんの「Toshi Yoroizuka(トシ・ヨロイヅカ)」は、チョコレートのお取り寄せがWEBサイトでも可能。バレンタイン期間中は5,400円以上の購入で送料無料キャンペーンを実施中です。
「サロン・デュ・ショコラ」では、「Collection 2021」(税込・1,900円)を購入しました。「サインしとくね」とシェフが自ら箱にサイン!
チョコレートは、甘いチョコレートが2個とスパイシーさも兼ね備えたチョコレートが2個入っていました。甘い、ココナッツキャラメル・クプアスライチと、辛味の効いた羅臼・オレンジジンジャーです。
辛いと言っても、ジンジャークッキーなどがあるようにほんのり辛味が効いているだけで、チョコレートの甘さは損なっていません。程よいスパイスに、オトナの味を感じさせます。
個人的に、一番お気に入りなのはクプアスライチ。フルーティな香りが口いっぱいに広がり、感動してしまいました。
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【2】第2位:Felchlin(フェルクリン)
契約農家からこだわったカカオやユネスコ生物圏保存地域産の、濃厚で希少なメドウミルクを買い付けている「Felchlin(フェルクリン)」さんは、原材料が至ってシンプル。「砂糖・ココアバター・全粉乳・カカオマス・脱脂粉乳」と言った具合。2017年に「サロン・デュ・ショコラ日本」に進出し、一躍話題になりました。
2021年にパッケージ変更され、これまで透明な円柱の筒に入れられていたものが、紙に変わりました。「絶対そうだろうな……」と思いながらも、店員さんに聞いてしまいましたので、気づかなかった方もいらっしゃるのでは?
店員さんのオススメは「コスタリカ」(3,240円・税込)。とても美味しい豆が取れる地域ですよね……。一番人気があり、オンラインではすぐ売り切れになってしまうことが多いという「オーパスミルク」(3,240・税込)と比べると深い味。なんだかちょっとコーヒーを思わせられます。
今年の新作は、もっと原材料がシンプルになった「カカオフルーツクーネルチュール」です。(1,620円・税込) カカオのみで作られており、砂糖は不使用。「最初は酸っぱいと感じると思うけれど、徐々に甘みを感じられる」という店員さんの話の通り、ガツンとカカオの味がきます。
三越伊勢丹オンラインストアで販売されていることがありますが、すぐに売り切れてしまい購入のハードルが高いので、「サロン・デュ・ショコラ」でのまとめ買いがオススメです。
【3】第3位:BENOIT NIHANT(ブノワ・ニアン)
エンジニアをしていたベルギーのブノワ・ニアンさんは、チョコレートの魅力にとりつかれてショコラティエへ。カカオ農園を旅して出会った、最高品質のカカオだけを使っている“カカオ職人”です。継続的に支援活動を行うほど、チョコレートを愛する一人と言えます。
チョコレートは「食べたら忘れられない」と称されるほど、奥深い味。1粒1粒が全く違うので、食べるたびに楽しみが広がります。バナナの風味がするチョコレートは、非常に熟れた味がするため、好き嫌いが分かれるかも。
これまで日本では「サロン・デュ・ショコラ」でのみ購入ができる店舗でしたが、オンラインでも「予約販売」という形で購入できるようになっていました!
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【3】高級チョコレートで至福のひとときを
チョコレートを食べ歩いた筆者の持論ですが、やはりチョコレートは、お値段にあった味かすると感じています。カカオの深い味を楽しみたいと思ったら、ぜひ挑戦してみてください。
ショコラティエによっては、かなり冒険した味に挑んでいる人もいらっしゃいますが、自分に合うチョコレートを見つけられると至福のひとときを過ごすことができるのではないでしょうか。
(杉本レイ/ライター)
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