【ゲイ・ホモ論争がある中で】どちらでも良いという当事者の意見は…

ゲイ・ホモという言い方に対して、どちらでも良いと思う当事者の考え方

男性の同性愛者を表す言葉に、“ゲイ”と“ホモ”という言葉があります。ゲイと言われて当事者が怒ることは聞きませんが、中にはホモと言われて不快に思う人もいます。

ですが、僕自身はどちらで呼ばれても構わないと思うタイプです。その理由について解説します。

 

【1】辞書的な意味では大差のないゲイ・ホモ

よく論争になっているゲイ・ホモという言葉。正直に言って、あまり大きな違いはないと思います。

というのも、僕自身、自分は“ゲイ”であると思っていますが、仮に他人から“ホモ”と呼ばれてもさほど気にすることはありません。

そもそも“ゲイ”と“ホモ”が表す意味はそれぞれどのようなものかみなさんは知っていますか。これらの言葉を辞書ではおおよそ、以下のように意味が記載されています。

 【ゲイ】・・・(主として男性の)同性愛者。

 【ホモ】・・・((homosexualの略))同性愛者。ふつう、男性にいう。

どうでしょうか。“ゲイ”にしても“ホモ”にしても、言っていること自体に大きな差はありませんよね。

 

【2】世間の間では使い分けられているゲイ・ホモ

しかし、どうやら世間では“ゲイ”と“ホモ”を使い分けている人が多いように思います。僕の感覚からすると、以下のように分けられる気がします。

誰かを「ゲイ」と呼んでいる人の男性同性愛者に対するイメージとして、男らしくて、あまり女々しくない、なよなよしていない男性。誰かを“ホモ”と呼んでいる人の男性同性愛者に対するイメージとして、男らしいというよりかは、仕草がちょっと女性っぽく、なよなよしている男性。誰を指し示すかという点で違っているのです。

これは、ゲイとしての僕の感覚で、もっと視野を広げて世間全般の意味まで見据えていくと、性的コンテンツとして使われるのが「ホモ」という感じがします。腐女子は好んで、三次元の男性に対しても「ホモォオオ」「ごちそうさまです!」というような言葉を使っている印象を受けます。

 

【3】まとめ

明確な基準はないですし、僕の主観でゲイ・ホモを考察してきました。ですから、これを見て「そんなことはない」と思われたり、不快な気分になられたりする人がいるかもしれません。

ただ、誤解を恐れずに言うと、僕と同じように、「どっちも同じ意味だし」「ゲイの間でもなんとなく使い分けがされていることがあるように感じるし」と考えている人が、他にもいるかもしれません。

ひとつだけ言えるのは、周りから“ゲイ”と言われようと“ホモ”と言われようと、胸を張って堂々と生きていくことが大切だということですね。

もちろん、当事者でない人は傷つけない選択肢をするというのが、気遣いにつながると考えていますし、ゲイと呼ぶ方が安全であるのは間違えないと思われます。

(空気を読みたくても読めないKY/ライター)

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