婚活中の人と子育て中の人とではギャップがあります。
友達間で実はモヤモヤしていることとは?
【1】婚活中の人と子育て中の人の埋まらない溝…
自身の進学、就職、恋愛、結婚、子どもの進学など、自身を取り巻く環境が変わった際に、かつての友達と縁が切れてしまうことは少なくありません。
人は環境が変われば、考え方も価値観も変わってしまうからです。また、自分が優位に立ったと思ってマウントを取ったり、マウントを取られたりすることで溝が生まれてしまうこともあるでしょう。
今回は、婚活中の人と主婦の人とでギクシャクしているけれど仲良くしたい…と思う人たち向けに、ギャップを両者に取材しました。
【2】価値観が違いすぎ? 婚活層と子育て層のギャップ
具体的に、知らぬ間にどのような点で溝が生まれてしまうのでしょうか。「こういう話は聞きたくない」「興味ない」など、ネガティブな側面を洗い出していきます。
婚活女子が抱えているモヤモヤ
(1)昭和に取り残されている主婦層がいる
「出産後も働き、仕事と家事・育児をこなしつつ世界一短い睡眠時間で生活している日本の子育て層女性の話は、基本的に婚活女性にとって重要な情報源ばかりです。モラハラDV浮気男の見分け方や、ジェンダーギャップ121位の日本社会での結婚出産後のキャリア維持策まで、日本の子育て女性ほど情報を持っている方々は世界でも稀でしょう。しかしながら、子育て層の中には、家事で忙しくテレビを見る時間がなかったり、社会に触れる機会がないために、ジェンダー観が昭和並みの方がいます。古いジェンダー観のお話にはもうウンザリです」(35歳/女性)
(2)家族や子どもの話は入りにくい
「昔からの友だちと集まる機会があったとき、楽しみなんだけどちょっとおっくう、なんて方も多いのではないでしょうか。私もそうなんですが、一番引っかかるのは家族や子どもの話になりがちで入りにくいことではないでしょうか。距離感を感じてしまいますよね。こちらは婚活真っ最中、向こうは子育て真っ最中。子どものことなんてまだわからないことだらけだし、まずは結婚のことで手一杯。アドバイスだったとしても、聞く余裕は正直ありません……」(38歳/女性)
(3)子育て中の人の恋愛感と40代独身以降の恋愛観は違う
「恋愛を経てきているという部分で、知った風にアドバイスされちゃったりして……。でも40代になってからの恋愛って向こうが経験した20代の頃とは違うこともありますよね。例えば、『ええ、稼ぎのない男性なんて甲斐性なし』とかいうかもしれないですけれど、40代で働き続けていたら、正直男性を養えることが大半なんですよ。結婚願望はもうないから、たまに抱いてくれる人がいればいいって人もいます。反発したくなるだろうけど、ぐっとこらえて余裕の笑みで返せたら良いのでしょうね。言い返したりマウントを取る態度で自分の品位を落とすことはありません」(46歳/女性)
主婦が抱えているモヤモヤ
(1)恋愛で情緒不安定になられることにドン引き
「婚活中の女性は結婚しようと頑張っているので、とても応援したいと思います。ですが、良い年して全力投球だからこそ、一喜一憂していることが少なくないですよね……。この前は突然、夜に電話がかかってきて、踏切の音をバックに『もう、どうしたらいいかわかんない……』と泣き出されて、『ええっ』とびっくりしてしまいました。そこのは、失恋したり、彼との関係がギクシャクするだけでも情緒不安定になるので、多分年齢的な焦りもあるのでしょうけれども、ついていけないことがあります」(49歳/女性)
(2)日中の電話やお茶の誘いに戸惑いがある
「主婦と働いている女性は根本的にライフスタイルが違うと感じます。私たちは、土日も子育てで手一杯なので、特に小さい子がいると気軽にお茶ができません。前もっての約束なら実家に預けたり、旦那に調整してもらうこともできますが、働いている女性はフリーなので突発的に誘ってくることも多く、困ってしまいます。日中やかなり遅い時間帯の電話も、子どもの目が離せないから困ってしまうんですよね……」(37歳/女性)
(3)今更恋愛話を楽しめない
「婚活中の人は恋愛ベースなことが多いので、私も昔の恋愛を思い出したり、『こうしたらいいんじゃない?』って話ならできるのですが……。正直、昔の恋愛なんてあまり覚えていません。本気で悩んでいるならともかく旦那がいる手前迂闊に元カレの話なんてできないし、結婚してから何年も恋愛をしていない上に自分にはもう関係のないこと。今更恋愛話を楽しめないのが本音です。共通のトピックがあまりないので、『なんかいい話題ないかな〜』と思いながら、付き合ってはいます」(44歳/女性)
【3】まとめ
お互いに恋愛話や家族の話にモヤモヤしていることが多そうです。
なかなか難しいかもしれませんが、別の話題を探すか、バランスを意識した方が良いのかも。
(杉本レイ/ライター)
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