多様性社会! もう成人した私が「スラックスを選べる制服」を嬉んでいる理由

全国各地の学校で、女子生徒でもスラックスかスカートか選ぶことができる学校が増えているそうです。

LGBTへの配慮だという考えもありますが、これはジェンダーフリーの制服としても大きな意味を持っています。

 

【1】スラックスが選べる学校は800校以上!

今、全国の学校では制服に変化が始まっています。女子生徒でもスラックスかスカートか選べるようになってきているとのこと。東海テレビの調査によると、2019年にはスラックスを選べる学校が800校以上にも上るのだそうです。

わたしは制服の内容を選べない学校に通っていて、スカート履いていました。

スラックスのほうがいいなとはぼんやり思っていましたが、それが本当に実現している未来が来たとは。時代の変化を驚いていますし、同時にとても嬉しく思っています。

参考文献:

東海テレビ.“女子中高生で『制服スラックス』選ぶ人増加中 昭和・平成・令和へ…変わりゆく制服事情”2019-04-12更新.2020-03-26最終閲覧
https://www.tokai-tv.com/newsone/corner/20190412.html

 

【2】スラックスがうらやましい理由と、今後の願い

スラックスを選べることについて、わたしが思っていることや、今後どんなふうに変わっていってほしいかなど、個人的な意見をお伝えします。

(1)パンツスタイルが好きな人も嬉しい

スラックスを選べることは「LGBTへの配慮」というねらいを持つ学校もあるそうです。そういった学校では、男子生徒からスカートを履きたいという要望があった場合には、対応するとのこと。

これはLGBTというより、T(トランスジェンダー)に対する配慮だと思います。性的少数者に対する理解が深まっていること、とてもいい流れだとは思います。

しかし性的少数者だけを特別扱いしなくてもいいのにな、という気持ちはあります。性自認は女性でも、女性らしさを強調したくない人も多いはずです。また、単純にズボンが好きな人もいるでしょう。学校側はぜひ、誰でも選べるということを誇ってほしいです。

(2)下着が見える面倒くささからの解放

スカートを履いていると、階段など至る所で下着が見えないように気を使います。中高生の頃は、階段を上るときはスカートを手で押さえなければいけないという文化もありました。時にはあからさまに下着が見えることを期待している人もいて、気持ち悪かったことを覚えています。

わたしは高校時代、最寄り駅までは自転車を使って通学していました。自転車を乗るときにスラックスだったら、動きやすいことも相まってとてもありがたいです。下着が見えるかもしれないというストレスから解放されることは大きな利点です。

(3)制服か否か、選べるようになれば最高

今はまだ、「制服を選べる」というもの。いつかは制服もなくなったらいいのにと思います。もちろん制服はかわいいですし、日本の文化としてはおもしろいものです。しかし考え方によっては没個性的でもあり、着こなしには決まりも多いです。ここに息苦しさを感じる人も多いのではないでしょうか。

制服を着たい人は制服を、私服を着たい人は私服を……というように、制服か否かを選べる学校もありますよね。この形が定着したら、素敵だなと思います。

 

【3】まとめ

スラックスを選べる、ということをきっかけに、たくさんの人が制服の在り方について考えるようになったらいいなと思います。

制服を着せなきゃいけない、校則を守らせなきゃいけない、というのもわたしは好きではありません。

急に全てやめてしまうことはできませんが、流れがすこしずつ変わっていったらいいなと思っています。

(オーノサエ/ライター)

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