バイセクシャルだって同性と結婚できないのを理由に別れるのは辛い! 

バイセクシャルも同性と結婚できないのはずるい

バイセクシャルの元には、「結婚できてずるい」という言葉が届きがちです。

しかし、バイセクシャルも、同姓の人と結婚を理由に別れるのは辛いのです。

 

【1】結婚できてずるいという意見…

バイセクシャルとは両性愛者。つまり男性と女性共に恋愛対象であるということです。

もし恋人が異性であれば、日本では正式に結婚することが可能ですね。国から家族として認められ、いざという時助け合うことができます。

しかし、日本は同性同士の結婚が認められていません。レズビアンやゲイの方達は、正式な結婚を認められないのです。

そのため、同性との恋愛ではなく、結局は異性とも恋愛ができるバイセクシャルはずるいと言われがちな現状にあります。

 

【2】バイも同性と結婚できないのを理由に別れるのは辛い

バイセクシャルは本当にずるいのでしょうか。バイセクシャルでも、もし結婚したいと思った相手が同性であった場合、正式な結婚は認められませんよね。

バイセクシャル当事者だって結婚できない可能性もあるのです。男性と恋愛を最後にはすると思われているようですが、同性とずっと寄り添うバイセクシャルもいます。彼女たちは、はたから見ると同性愛に見えるだけで、バイセクシャルだと見えにくいのです。

それなのにずるいと言われてしまうのは、とてもモヤモヤします。正式な結婚ができなくても、お互いを理解し合い、愛を誓い合えばそれは事実上立派な結婚です。さらに2人の愛の誓いを証言できる人を立てれば、十分に安心できます。

日本では社会的に「男性か女性か」をハッキリさせられます。ですがそれにとらわれない考え方、ジェンダーレスを掲げ生活している人も大勢います。それと同じです。社会的に正式に籍を入れているか入れていないかをハッキリさせられても、それにとらわれずに寄り添っていけば良いと私は考えます。

誰がなんと言おうと、その2人は夫婦です。こう考えれば、ずるいという感覚は自然に解消されるのではないでしょうか。どうしても正式な結婚をしたいのであれば、少し前までは海外で同性結婚を認めている国へ行くという手もあります。

今では国内でも「パートナーシップ制度」といって、性的マイノリティをもった人や事実婚のための制度を設けている地域もあります。この制度は、同性カップルに対して、2人のパートナーシップが婚姻と同等であると承認し、証明書を発行してくれるものです。同性であるから結婚できずに別れるなんて悲しすぎます。絶対にそれだけは避けたいですよね。

 

【3】まとめ

愛の形は千差万別。誰かが枠に収めようとしていいものではありません。しかし、残念ながら今の日本では、同性同士の正式な結婚ができません。

それを補う制度を実施している地域はあります。当事者たちに合った選択ができると良いですね。

(摂津美葉/ ライター)

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