私はパンセクシャルです。マイノリティだからカミングアウトしない方がいいと思っていた私は次第に苦しくなり、カミングアウトへ……。
職場や親友などに一斉に打ち明けたので、その際の周りの反応を関係性別にご紹介します。
【1】パンの私は苦しくなりカミングアウトへ
パンセクシュアルという言葉があります。パンセクシュアルというのは性別を意識せずに恋愛をする人の事を指します。
私自身、パンセクシュアルであり、性別を意識して恋愛をするのではなく、人として好意を抱けるかどうかで交際をしてきました。
無意識のうちに性別を意識出来ないこと=マイナーな事だから言わないほうが良いという意識が働いており、カミングアウト(カムアウト)はせずに生きてきました。
しかし、普段の生活から「〜らしく」というような性別を意識して生きることが苦になった私は、「カミングアウトたらどうなるんだろう」という好奇心もあり、普段の雑談をするような流れで職場と友人にカミングアウトをしました。
【2】関係性別…カミングアウトで受けた反応やシチュエーション
カミングアウトするか迷っている人は、その反応が気になっているかもしれません。私がカミングアウトした際の反応を是非見てみてください。
(1)職場の人たち
私の職場は飲み会が多く、よく集まって飲むことが多いです。その為、酔った状態で聞いているからか、すんなり受け入れてくれました。
よくある反応で「女性が好きなら狙わないでよ〜」と言われたりもするのですが、「自分も好みがあるので!」と笑いながら返していました。
性別関係なく平等に普段から接していることで、そういう人なんだという認識になったとも言われました。そして、「性別と仕事は関係がない」と言ってくれる方も居ました。
職場の方々が一番すんなり受け入れてくれたようにも思います。
(2)親しい友人
会った時などに話しましたが、ここは中々反応が分かれました。友人によっては表情が固まる子や、特に気にせず「性的指向がどうであれ、友達やめるとかはないからなー」と言ってくれる子も居ました。
表情が固まっていた子も最終的には受け入れてくれたのか、「私には分からない感覚だけど、性別を意識しないのは凄い事だと思う」と言ってくれました。
そして、「現段階では理解できないけど、その感覚を分かる範囲で教えてほしい」と歩み寄るような言葉もくれました。
【3】まとめ
私自身、出会う人の運が良いのか、性的指向で差別を受けたりというのは無かったです。中には「普段の生活から性別というくくりでは無く、貴方らしさが強いからカミングアウトされてもそこまで驚かなかった」と言う人も居ました。
性的指向が少数派だとしても、堂々と生きている事が大事なのだと思います。そもそも性的指向をカミングアウトする必要性があるとは思いません。
ですが、ストレートの人でも受け入れてくれる人が、世の中にはいるということが少しでも心の支えになればと思います。
(カリン/ライター)
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