様々な性的少数者と出会い…ゲイとバイで相容れないと感じる場面

僕はゲイとして、今まで数多くの性的少数者の人々と接してきました。その中には自分と同じゲイもいれば、レズビアン、バイセクシュアル、FtMなどさまざまですが、特にゲイやバイセクシュアル(ゲイ寄りのバイセクシュアル)と関わることが多かったような気がします。

一方で、「ゲイセクシャルとバイセクシャルでは相容れないのかもしれない」と思う場面が少なからずありました。その理由について、体験談をもとにお話しします。

【1】そもそも盛り上がる話題も違う

ゲイの人と関わるときは、大抵好みの男性の話とかセックスの話とかで盛り上がることが多いですし、恋愛の悩みについて話し合うこともしばしばあります。

やはり、同じ立場の人間だと「あっ、それわかる~」と共感する部分も多いので、どんな話も気兼ねなくできるんですよね。

では、一方のバイセクシュアルはどうかというと…違うんですよね。こういう相容れない部分があり、少し厄介に感じてしまうことは少なくありません。

もちろんすべてのバイセクシュアルの方に当てはまるわけではないので、僕一個人の考えとして聞いてもらえると嬉しいですが、ここでは僕の経験談を少し紹介したいと思います。

【2】話題が合致しても決定的に違う価値観

ここ最近、僕はゲイの出会い系アプリで1人の男性と知り合いました。彼はバイセクシュアルです。年齢は僕よりも5つほど低く、ちょっとおとぼけた青年という感じでした。アプリ内では、お互いに住んでいる場所やタイプなどについて話していきましたが、やりとりが進むにつれて、彼は僕にかなり好意を抱いているということがわかりました。

「タイプだ」とか「いちゃいちゃしたい」とか結構ぐいぐい来るんですよ。自分自身、こんなにぐいぐい来られるのが久しぶりだったので、若干素直に受け入れられずにいましたが、これといって断る理由もなく、そのように来てくれること自体は嬉しかったので、後日彼と会う約束をしました。

そして、実際に会って、レストランで食事をしながら、アプリ内では話せなかったことについてもいろいろと話をしました。案の定、ぐいぐい来るおちゃめ系男子でとにかくエッチな話が大好きでした。今までに経験した男性との思い出話や恋愛話など、まあ次から次へと出るわ出るわで、半ば「どうしてそんなにたくさんの人とやれるわけ……?」と正直うらやましくも思ってきました。

実際に彼が今まで出会ってきた男性の写真も何枚か見せてもらいましたが、結構イケメンが多いんですよ! また、さすがバイセクシュアルというだけあって、お互いの好みの男性についての話になるとそれがまた止まらないんですよ。好みの男性のタイプについてしゃべったり、お気に入りの男性の写真を見せ合ったりと、これだけで1時間は持つんじゃないかと思うくらいでした。

そして、そうこうしているうちに、再び恋愛の話に戻ったんです。しかし、ここから先は少し違いました。

僕はゲイと自認して以来、恋愛対象は男性であり、人生のパートナーとしても男性を選ぶと心から決めていました。そのことを彼にも話しましたし、それを素直に聞いてくれました。一方の彼は違いました。

確かに彼は今まで何人もの男性と付き合ってきたものの、このように話していました。「こどもが欲しいし、結婚するならやっぱり女性だね」と。これがまさに「ゲイとバイで相容れないと感じる場面」でした。

もちろん、誰と付き合うか、誰と結婚するかを決めるのは彼の自由であり、それを真っ向から否定するつもりはこれっぽっちもありません。でも、そのような話を聞くと、「ああ、やっぱりバイセクシュアルはバイセクシュアルであって、ゲイとは違う存在なんだ」と思わずにはいられませんでした。

【3】まとめ

「ゲイとバイは相容れない……」―「こんなの当たり前じゃん」と思う人も中にはいるかもしれません。

でも、当たり前であってもそれが心のどこかで引っかかってしまうゲイもいるということをこの記事を読んでしっていただけると嬉しいです。

(空気を読みたくても読めないKY/ライター)

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1991年東京生まれ。23歳の夏にゲイであることに気づき、以来さまざまな活動に参加している。将来の夢はパートナーと共につつましく生活を送ること。趣味はダンス、中国語、読書、ドライブなど。最近は断捨離にハマりすぎた挙句、家の鍵を紛失してしまう。座右の銘は「ケセラセラ」。