性的同意という言葉を最近よく耳にしますが、大好きなパートナーに性的同意をとったことはありますでしょうか。どんなカップルでも性的同意をとることは非常に大切です。
特にレズビアンなどLGBT界隈では、性的同意をとらなかったばっかりに、女性同士で「なんちゃってレズビンなんじゃないの？」など、女性への性的指向を疑われるケースを耳にします。相手にとっても自分にとっても心地よい関係性を築くためにも性的同意とはどういうものかを理解し、取り入れていきましょう。
【1】性的同意とは
性的同意とは、性的な行為に対して、その行為を積極的にしたいというお互いの意思を確認することです。
性的な行為をする際には、お互いに “ 明確”で“積極的な意思表示”があることを確認しましょう。
男女だけでなく、同性のカップルにももちろん大事な確認になります。性的同意を確認するということは、自分と相手を大事にするということです。
【2】ワンナイトだけじゃない！ カップルでも性的同意が大切な理由
カップルで性的同意をとることはとても重要です。一夜限りの関係とは違い、カップルの場合は性的な行為に及ぶ際に毎度確認することが大切です。前回したがっていたから今回もしたいとは限りません。相手や自分が今どんな状態でどうゆう気持ちなのか、今回したいのかどうかをしっかり確認しましょう。私は実体験から重要性を感じたので、自身について話したいと思います。
さて、私は自分の性自認に気が付くまでは男性とお付き合いをしていました。男性との性行為の際に、気分じゃないけど少し我慢せればいいかと思って性行為をしていたことがあります。求められる側から断るのは気持ち的な面で難しい部分があると思っています。そんな私には現在FTMのパートナーがいます。今のパートナーとお付き合いをして少し経った頃レスに近い状態になりました。
私は求められる側の時に、断れないうまく説明できないといった経験があったため、話し合いをしたところ私のパートナーは「仕事のストレスでそうゆう気分になれない」と話してくれました。私たちはお互いにしっかり性的同意をとって無理な時はちゃんと断る、断ったとしてもちゃんと好きだよということを事前に話し合い毎回確認することでお互いに無理をしないで、関係性を大事にすることができています。
【3】性的同意は求める側、求められる側どちらにとっても大事なこと
生きていればストレスや体調によってしたくない日があると思います。求められる側がしたくないからと言って、相手のことが嫌いなわけでも一生したくないわけでもありません。求める側も相手に無理をさせたり、いやな思いをしてほしくないのです。どちら側も経験したからこそ、性的同意の大切さに気が付きました。性的同意とは自分や相手を大事にするということなのです。
相手と気持ちのいい関係性を作るためにもしっかりと確認をとりましょう。少しでも読んだ方が性的同意を知って自分や相手を大切にしてほしいと思います。
（寄稿）
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