コロナ収束後はどうなる？経験者たちが“新しい生活様式”の婚活事情を予想

新型コロナウイルスの感染拡大により、婚活市場はZOOM婚活などに切り替わり、街コンなどは大変な状況下にあります。今も婚活事情は激変していますが、新型コロナウイルス収束後にはどのような変化が訪れるでしょうか。新型コロナウイルス以前から今まで婚活を経験してきた男女たちに予想を聞いてみました。

【1】新型コロナウイルス（covid-19）により激変した婚活事情

新型コロナウイルスの感染拡大により緊急事態宣言は発令されたり、外出自粛が求められるようになりました。街コンなどは大打撃を受け、婚活市場も従来のやり方では通用しなくなってきています。

現状を打開するために、ZOOM婚活など会わずにフィーリングできる場を設ける婚活サービスが増加しました。その後の会う・会わないについては、本人たちに委ねられていることでしょう。

新しい婚活スタイルになって、「会えないから練習の場でしかない」「相手の細かな行動が見極めにくい」という意見があるなど、婚活パーティーや結婚相談所といった対面に比べてやりにくさを感じている人が多いのが現状です。

【2】新型コロナウイルス収束後はどうなる？　婚活経験者の意見・未来予想

では、仮に新型コロナウイルスが収束したら、婚活市場はどう変わっていくのでしょうか。新型コロナウイルス以前と現在とを経験してきた婚活経験者に、未来予想をしてもらいました。

（1）マッチングする人としない人の二極化

「コロナが収束したとしてもニューノーマルは継続すると思います。会わなくても正確な判断ができる環境がどんどん快適になる。プロフィールを見て気になった人とZoomなどのビデオ通話を今よりも気軽にするようになると思う。そうなると会える人が二極化していく気がします。ちゃんと話ができる人はどんどん会える、話がうまくできない人はなかなか会うまでに至らない。だから男性も女性もちゃんと会話力や話題に困らない教養を身につけていく事が大事かなと思っています」(Nさん/41歳・男性)

（2）多様な手段が取れて婚活市場は賑わう

「婚活の場や出会いの手段はきっとこれからも多様化するでしょうね。オンラインで合コンできたりお見合いできたり、すごく手軽で便利になりました。結婚は実際にお会いしないと決められない大切なことだけれど、単純に幅が広がるのは婚活者にとってはうれしいことよね。ここ半年の間活動が制限されたぶん、人恋しくてたまらない気持ちも高まっているだろうから、収束後には婚活市場はさらににぎわうと期待しているわ。今は粛々と自分磨きに精を出しましょう」（Mさん/48歳・女性）

（3）マッチングの上で、倫理観や衛生観念がより重視される

新型コロナウイルス感染症の流行は、社会経済に大きな打撃を与えています。新型コロナウイルスのトラウマは長く残るため、例え収束しても以前には戻らないと言われています。社会や医療に対する不信感はなかなか消えないでしょう。倫理観や衛生観念を重視する人が増えるのではないかと予想します」（Iさん/47歳・女性）

（4）共働き指向・異業種成婚が増加する

「男性が十分な稼ぎを得やすい状況ではなくなり、共働き家庭が増えました。ですが、このご時世になり、収入が十分にあった人も大打撃を受けたことでしょう。一人だけが稼ぎ頭であることに危機感を覚え、共働き指向がさらに強まるのではないかと思います。リスク分散で、異業種の成婚が増えるかもしれないですね」（Iさん/44歳女性）

（5）子どものいない結婚を選択する人が増加する

「養育費など出費が多く困っている家庭が増えてきています。政府の支援では全然足りません。少子高齢化のため、子どもを増やす取り組みを行おうとしている様子はありますが、おそらく子どものいない結婚を選択する人が増えるのではないでしょうか。

（6）地方・海外移住者が増加

「最近も、リモートになったことで地方移住者が増えましたが、新型コロナウイルスを封じ込めた外国へ海外移住したいと思う人が増えることが考えられます。全く新型コロナウイルスがなくなるということは難しく、ずっと付き合わなければいけない問題だと思いますから……。今までは、女性は能力を隠し従順であることを求められましたが、コロナ後の世界では、サバイバル能力が求められそうです」（Kさん/36歳・女性）