「フェム」と対になってよく出てくる「ボイ」というレズビアン用語。
自分が当てはまるかどうか、あるいはどういった特徴があるか確認できる簡単診断テストを作成しました。
【1】 レズビアン用語でよく出る「ボイ」とは?
レズビアン関連の記事などによく出てくる「ボイ」という用語があります。
「ボイ」とは「ボーイッシュ系なレズビアン」を指します、男性的な雰囲気を持つ方が多いでしょう。あくまで、「ボーイッシュ系を好む」ということですので男性になりたいという訳ではありません。
今回は「ボイ」の説明も合わせて確認できるボイ診断を作成しました。
【2】フェムの合わせてよく出てくる! ボイ診断
「フェム」と合わせてよく出てくる「ボイ」という言葉。
理解を深めたり、自分が当てはまるか確認するために、ボイの特徴を5つご紹介します。
(1) 男性的、ボーイッシュな服装を好む
レズビアンの中でも「ボイ」の方は、男性的・ボーイッシュ系の服装を好みます。
全てのボイの方がスカートを履かないという訳ではありませんが、パンツスタイルの方がほとんどでしょう。ぱっと見でもボーイッシュ系であり、中には一見男性に見えるくらいの服装を好む方もいらっしゃいます。
(2) メイクをしない方が多い
フェムの方はメイクをしっかりとしている方が多い反面、ボイの方はメイクをしない方が多いです。勿論、ボイの中にもメイクをする方はいらっしゃいますがナチュラルメイクやファンデーションを塗っただけぐらいという方もいらっしゃいます。
最低限、眉を整えるといったお手入れだけをする人が、メイクをしないタイプであることが多い印象です。
(3) 髪型もショートカットの方が多い
決してセミロング~ロングヘアのボイの方が居ないという訳ではありませんが、大半のボイの方はショートカットであることが多いです。
中には男性的な服装に合わせてベリーショートや男性的なヘアスタイルにするボイの方もいらっしゃいます。全体的に、髪が長めのボイの方は少ない印象です。
(4)ノンケの女性から人気があることが多い
ボーイッシュ系な故にノンケ(異性愛者)の女性に人気になることが多いようです。例えば、学校などでボーイッシュ系な女性が後輩などから王子様的な人気があったりするのが分かりやすいかと思います。
性格や服装がボーイッシュ系であることで、友人から「あなたが彼氏だったら良かったのに」とチヤホヤされることも多いかと思われます。ボイのレズビアンの方からすればなかなか複雑な気持ちなってしまうこともしばしばあるでしょう。
(5)中身や言動は男らしい訳ではない
ボーイッシュ系・男性的なファッションスタイルを好むのが「ボイ」であり、中身や言動まで男性的になろうとしている方は少ないでしょう。勿論、一人称を「僕」や「俺」にしていたり、言動を男性的にしているボイの方が居ないという訳ではありません。
外見的特徴や中身や言動を全て男性的にしているボイの方もいますが、男になりたいと考える方はレズビアンではないと言えます。完全に男性になりたいとなれば「トランスジェンダー」に当てはまることになります。
ボイだからという理由でフェムの方にレディーファースト的な行動をする人はしばしばいらっしゃいます。
【3】 まとめ
ボイについての説明を交えながらボイ診断をご紹介しました。
簡単にまとめるとボイとは「男性的・ボーイッシュ系のファッションスタイルを好むレズビアンの方」となります。あくまで、ファッションスタイルがボーイッシュ系であるので、男性になりたい訳ではありません。そして、ボイの方も「タチ」も「ネコ」の方もいらっしゃいます。お付き合いもボイだからといってフェムの方としかお付き合いをする訳でもなく、ボイ同士のカップルの方々もいらっしゃいます。
フェムもボイも外見的要素のことを指す属性なので、ボイの方がフェムになることもあります。だから、フェムもボイも流動性がある属性と言えるでしょう。
(みなと/ライター)
コメントを残す