ゲイバーは興味がありつつも、お店に入れていない人もいるのではないでしょうか。
女子が入っても良いものなのか確認するとともに、どういう感じの雰囲気のお店なのかお話ししていきます。
【1】ゲイバーのイメージは今と昔で違う
みなさんは「ゲイバー」と聞いて、どんな場所を想像するでしょうか。
一昔前までは、「ゲイバー」と聞くと、ケバい化粧をした男の人。一般的なバーで例えるなら「ママ」に相当する人が1人で切り盛りしているような所をイメージする人が多かったかもしれません。かつての自分もそのように考えていました。
例えるなら、「どんだけ~」でおなじみのイッコーさんのような人が1人で立ちながらお客さんにお酒を用意したり、お客さんとお話したりカラオケをしたりしているイメージですね。ただ、これはあくまでイメージの中での話です。
実際のゲイバーはどうかというと、紹介しだしたらきりがありませんが、様々なスタイルのものがあります。多くのゲイやその他多数のセクシャルマイノリティーの人たちが訪れる、かの有名な新宿二丁目ですら、ざっと200近くのゲイバーがあるわけですから、スタイルも200通りあるのです。
その中には、それこそイッコーさんのようにきれいな和服に身を包んだ人がいるようなバーもあれば、はたから見たらごくごく普通の男性がオーナーをしているバーもあります。もちろんカラオケやゲームなどを楽しめるバーだってあります。僕も新宿二丁目やその他の地区、渋谷や銀座などのゲイバーに足を運んだことがありますが、どのバーもいい意味で味が出ていて、とても個性的でした。
ここでは、「ゲイバーってどういう感じ?」ということで、自分の経験も踏まえながら、その主な特徴について紹介していきたいと思います。
【2】女子も入れる? ゲイバーの雰囲気や特徴
ゲイバーはゲイの人だけでなく、ノンケの男性やはたまた女性でも興味がある人が多いことでしょう。雰囲気や特徴をご紹介します。
(1)浮くということはない
ゲイであるないに関わらず、興味のある人ならだれでも一度はゲイバーに行ってみたいと思ったことがあるはず。ですが、全く行ったことのない人にとって、そこは未知の世界。
「周りに知り合いがいないから、浮いてしまったらどうしよう」「あまりお酒は強くないけど、飲むのを強要されるんじゃないか」といろいろ不安に思ってしまう人もいるでしょう。
自分も以前はそんなふうに思っていました。ですが、実際は違います。興味はあるけど、何かハードルのようなものを感じてしまう。でも、行かなければ結局何もわからないまま終わってしまうし、それだけは嫌だったので実際に行くことにしてみました。
(2)アットホーム
実際、ゲイバーは想像していた以上にアットホームな場所で、雰囲気も落ち着いていました。
僕が人生で初めて行ったゲイバーは東京の渋谷にある井の頭線渋谷駅から歩いて4~5分のところにあるバーで雑居ビルの2階にありました。僕がそのバーに行こうと思ったきっかけは、ゲイバーに行くという目的よりも、そこで行われていたイベント(エイズなどの性感染症予防啓発活動)に興味があり、それに参加するという目的でした。
ただ、目的はどうであれ、人生初のゲイバーだったので、少し緊張していたのを覚えています。中に入ると、入り口のすぐ横にトイレがあり、入り口の手前から奥にかけてカウンター席が10席ほど並んでいました。カウンターの内側には無数の酒瓶がいくつも並んでいました。
イベントの最中はそのお酒を飲むことはできませんでしたが、イベント終了後のフリータイムでそのお酒を飲ませてもらいました。その際、バーのオーナーさんも出てきたのですが、見た目は普通の40代前半の男性(もちろんゲイ!)で、格好は夏だったこともあり、半袖短パンでした。
そのオーナーは、とてもよくしゃべる方と思いきや、決してそこまで多弁なわけでもなく、そうかと言って全く何もしゃべらないかというとそういうわけでもありません。こちらから話しかければ、普通に返してくれる優しい感じの人でした。お酒も自分の好みに合わせて美味しく作ってくれました。この辺りがアットホームな感じでしたね。
(3)女子OKの看板があるお店も
ゲイバーと聞くと、「ゲイだけが入れる、女子禁制の場所」という印象が今でも根強く残っていると思います。実際、すでにカミングアウトしている女子の友達から、「私もゲイバーに行きたいんだけど、ぶっちゃけ女子も行っていい所なの?」と聞かれることも少なくありません。
ちなみに、答えは “YES” です。新宿二丁目に行くと、入り口に「女子もOK」という看板が立てかけてあるバーをいくつか目にしますし、実際に入ってみると確かに女性のお客さんもいます。
もしも興味がある女性の方がいらっしゃるなら、どんどん行ってみていいと思います。
【3】まとめ
ゲイバーにいる人は、女性の心をよくわかる人が多いです。そのため、漫画などでも「ちょっと聞いて〜」「あらいやねえ、それは男としてダメよねえ」なんて、女子会のような相談会が描かれるシーンことがあります。
初めから、女子OKの看板があれば、歓迎ムードがあっていきやすいですよね。ぜひ、いきやすいところから試して見てはいかがでしょうか。ハマってしまう人は多いはず……。
(空気を読みたくても読めないKY/ライター)
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