私はアセクシャル(様々に解釈がありますが=他者に対して恋愛感情を持たないセクシャリティ)を自認しています。
様々なことがあり、基本的に恋愛をしたいと思えません。現在は一般的な恋愛や結婚はできないと考えています。もしも恋愛に発展してるように見えるなら、このような感じかなということを書きました。
【1】今までの恋愛について
私は23歳の女性です。まだ、結婚もしていませんし、現在はだれとも付き合う気が起こりません。自分から告白したこともなく、なんとなく相手に言われて異性と付き合った経験が何回かあります。付き合っていくうちに、いつまで経っても好きになれない事実に違和感がありました。
長続きせず好きな人もできないので、告白されても断る選択肢を取っています。結果的に相手が前に進めると思って、バッサリと断ります。中には、結構キツイ言葉をかけてきたり、根も歯もない噂を流されたり、ストーカーになったり…ということもあって大変でした。
私が依存せず、あっさりしていることが小悪魔のように振り回していることになって、逆に相手が依存してくることが多くありました。こちらは駆け引きしている気もなく、ただ日常と趣味を楽しんでいただけでした。「あ、これはだれとも付き合わない方が相手のためでもあるし、身の安全を守れるな」と思って、そのように決めています。
当時は友情の好きと、恋愛の好きと、推しの好きの違いが分かっていなかったので、こんなにドロドロした感情を向けられると知らなかったのです。私にはないものなので。同性と恋愛について話をしても、恋の定義が違うと感じていました。私のしているのは「恋」ではなく、芸能人に思うような「ただの推し」で、恋愛感情ではなかったのです。
【2】クィアプラトニックな関係が理想的
そこで思い当たったのがクィアプラトニックな関係です。これなら付き合えるし結婚できるかもしれません。クィアプラトニックには厳密な定義はありません。そのため、私の解釈を説明します。
性愛や友情結婚とは違うけれど、一緒に過ごす時間は多いし、友達では特別感が表現できないし、かと言って世間一般の恋人と同類にするのはおかしい。そんなときにクィアプラトニックが使われると思います。よく小説で描かれている関係性です。
それ以外なら、アセクシャル数人でシェアハウスでクラス方法もいいかもしれません。孤独死しないために、一緒に住んでくれる仲間を得ておくために。ここまで来ると、もはや恋愛の話ではありませんね。ですが、私が考えると、最終的にはこのような結論に至りました。
【3】まとめ
世間一般の恋愛観に囚われていましたが、アセクシャルだと自認してから、このような考えになりました。恋愛をするなら、クィアプラトニックな関係が理想的。最終的には、孤独死をしないためにアセクシャル同士で住めるシャアハウスを作られると最高です。
もっと多様性のある恋愛観があって良いし、LGBT+ではないひとの恋愛観もあって良いし、私のような恋愛観もあって良いのです。そういったことを伝えられればと思って筆を取りました。
(杉本しほ/ライター)
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