LGBTの人たちに聞いた…SNSで気になってしまう3つのコト

人の恋の形はみんな違う……。

マイノリティなセクシャル「LGBTQIA+」に迫る本企画。

今回は、彼らにSNSで気になってしまうことを聞いてみました。

【1】何気なく流れている情報も当事者だから気になってしまう
【2】LGBTだから気になって仕方がない…SNSに流れる何気ない呟き
【3】まとめ

 

【1】何気なく流れている情報も当事者だから気になってしまう

SNSでは個人の考えがそのままに流れてくることが多く、また、企業の広告にも使われています。

普段は、何の気なしに流してしまうそれらですが、当事者であることを理由に、妙な引っかかりを覚えてしまうことも……。

それがポジティブであれば良いですが、大半はネガティブな側面によるものですよね。

そこで、LGBTの人たちに、普段SNSを使っていて気になってしまうことを聞いてみました。

 

【2】LGBTだから気になって仕方がない…SNSに流れる何気ない呟き

何気なく流れる広告も、当事者からすれば不快な気分になってしまうことがあるようです。

LGBTの人たちに詳しく聞いてみました。

(1)同性恋愛の漫画

「私は腐女子向けの漫画や百合が好きな人向けの漫画を見ても、そういうコンテンツだとしか思いません。しかし、あまりにも偏見にまみれていると、『LGBTのイメージが下がりそうだな……』と思ってしまいます。

また、身体接触をするようなシーンはイラストとしてもとてもよく使われていますが、『そういうのをみて気持ち悪いと思う人もいるんだろうな』と思ってしまうことも。

投稿者が悪いというわけではないけれど、全員が受け止めてくれる社会だとは思っていないので、コメント欄に批判が来ていないかと思うと、怖くなったりします」(23歳・レズビアン女性)

(2)最近増えて来ているLGBT広告

「社会的な関心が高まっているからだと思いますが、最近はLGBT向けの広告も出て来ていますよね。中には、『そういうサービス欲しかった!』と感心してしまうようなものもあるのですが、中には『なんでそれが必要なの?』と思ってしまうものもあって……。

当事者と食い違いがありそうな広告を見ると、ちゃんとLGBTの人たちの声を集めていないだろうし、トレンドだから扱おうとしているんだろうなって思ってしまうんですよね。

繊細な話題だからこそ、全く関係のない人が、特別問題意識を持ってやっていないのを感じると、嫌な気分になってしまいます。そういうのもあって、誰が発信しているかという点には敏感ですね」(27歳・バイセクシャル女性)

(3)常識を押し付けた著名人の投稿

「一般の人が『恋愛は人としてすべきものだ』とか、『生物的な意味でも同性愛は認めちゃいけない』みたいな呟きをしても、ちょっとモヤっとするだけです。こういう経験はして来ていますしね……。

でも、影響力のある著名人がそういうことを呟いていると、それはいけないだろうと思ってしまいます。そこまではっきりした投稿はそんなにありませんけれど、投稿の中でマイノリティへの差別が内在していることがありますよね。

好きでそうしているわけではないから、そういうのはみていていい気分がしません」(23歳・ゲイセクシャル男性)

 

【3】まとめ

人の意見や思惑が入り混じる場だからこそ、そういったものが強く反映された投稿や広告が気になってしまう人は多そうです。

もう少し配慮されるようになると、LGBTの人も安心してSNSが使えるようになりそうですよね。

(Aoki/ライター)

 

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