性的コンテンツのことを“ホモ”ということが多いです。
今回はゲイでもついついおかずとして見てしまうような、また腐女子も楽しめそうなリアリティある作品をご紹介します。
【1】おかずとしてついつい見てしまうホモ作品
僕は普段からホモ作品をじっくり見たり読んだりするということはそこまでありませんが、おかずとしてついつい見てしまう作品がいくつかあります。
今回はその中から3つのものを紹介したいと思います。
僕はゲイなので、ゲイの立場から作品を紹介させてもらいますが、腐女子の方にも興味を持っていただけるように、女性目線からも紹介できればと思います。
【2】オススメのホモ作品
性的なコンテンツ、ホモ作品。
その中でも、ついつい見てしまうリアリティある作品をゲイがご紹介します。
(1) 『タクミくんシリーズ』
ごとうしのぶさんという小説家が書いたボーイズラブ小説。主人公は男子高校の2年生の生徒(タクミ)で彼の高校内での恋愛とさまざまな人間関係を描いた作品になっています。この作品は実写映画としても公開されており、10年以上にわたり多くのファンから愛されています。
僕は小説としてのこの作品を読んだことはありませんが、映画なら何度か見たことがあります。映画は全編で6シリーズ。いずれの作品でも主人公の温かく、でもどことなく切ない恋愛感情が描かれており、そこに魅力を感じるファンも多いようです。この作品の登場人物はほとんどが男子高校生でいわゆる典型的な「ボーイズラブ」作品と言えるでしょう。
そのため、そのような作品が好きな人にとってはたまらないと思います。僕はゲイとしてもこの作品が好きですが、どのあたりが好きかというと、全体的に描写が落ち着いている点です。
この映画の中は、度々キスシーンやベッドシーンが出てきますが、いわゆる「ゲイビデオ」のような激しさは一切なく、日常でも起こりうるやりとりがほとんどなので、「もし自分にも恋人ができたら、こんな風に愛を育みたい」と思ってしまいますね。
(2)『雄っぱいの揺れにご注意ください』
わかちこさんというマンガ家が書いた作品。登場人物は年齢こそ不明ですが、アルバイトを始めようと考えているおそらく20代前半のフリーターの男子(半田)とバイト先の男性社員(二階堂)の2人。マンガの中の要所要所で彼らのエッチなやりとりが描写されています。
話のあらすじとしては、ある日半田が採用面接に向かう電車の中で二階堂に遭遇(この時点ではこの後採用面接で再会することにお互いまだ気づいていない)。満員電車に揺られながら半田は誤って二階堂の胸に顔をぶつけてしまう。しかし、その時半田は二階堂の胸筋が物凄く鍛えられていることに気づく。
半田はノンケではあるものの(ちなみに、二階堂はゲイ)、二階堂の胸筋に興味津々で電車の中でイチャイチャし始めてしまう。2人は一緒に次の駅で降りて、駅のトイレの中でさらに激しくイチャイチャする……。
そして、あろうことかその後、半田がバイト先の面接室に入るとそこには…という感じであらすじはこれくらいまでにしておきますが、話の内容からするとちょっと現実からは離れているんじゃないかと感じた人もいるかもしれませんね。
でも、エロい話が好きなゲイや腐女子の人にとっては読みごたえのある作品になっていると思いますよ。
(3)『花蓮の夏』
原題は『盛夏光年』と言い、2006年に公開された台湾映画。主人公は小学校からの幼馴染である男子2人(ジェンシンとショウヘン)と、2人の通う高校に転校してきた女子1人(ホイジャ)の計3人。
小学校で出会ったジェンシンとショウヘンは成長するにつれてお互いに恋心を抱くようになるが、高校にホイジャが転校してきたことにより、人間関係が複雑になってしまうという物語です。
僕自身この映画を見たのは4~5年前のことなので、内容についてはほんのわずかしか覚えていませんが、作品のタッチとしては①で紹介した『タクミくんシリーズ』に近いと言ってもいいと思います。
また、これはこの記事の中で紹介した作品の中で唯一日本国外の作品ですが、興味がある方は国内外問わずいろんな作品を読んだり、見たりしてもいいかもしれません。
【3】まとめ
性壁などによって良いと思う作品は異なると思いますが、ゲイ目線でリアリティありついついおかずにしてしまう作品をご紹介しました。
「こういう世界なんだ」と楽しんでいただければ幸いです。
(空気を読みたくても読めないKY/ライター)
参考:
ごとうしのぶ(2007〜2014)『タクミくんシリーズ』角川ルビー文庫
わかちこ(2017)『雄っぱいの揺れにご注意ください』メディアソフト
レスト・チェン監督(2006)『花蓮の夏』
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