私は心の性が男性のトランスジェンダーですが、恋愛は疲れて当面いいかな…という気持ちになってしまうことがよくあります。
その理由について解説します。
【1】トランスは疲れる恋愛が多い?
多くの心の性が男性トランスジェンダーは、恋愛対象は女性。自分としては、異性恋愛の気持ちなのですが、言ったら女性同士の恋愛になりますよね。
だからこそ、女性同士の恋愛特有のトラブルが多いし、心の性が男性だということを尊重してもらえても、結局は女性の体だからこそ起こるトラブルも多くあります。それで疲れてしまうことが、トランスジェンダーには結構ある印象です。
特に、心の性が女性だと、「女性をどうせ性的な目で見てるんでしょう」「そうやって、自分は女性だと言って、女性との距離を近づけたり油断させようとしていたりするんでしょう」と、“悪い男”のように見られ、なかなか恋愛が難しいと聞きます。
残念ながら、筆者にはわからない事情なので、あくまで“心の性が男性のトランスジェンダー”として、恋愛疲れについてお話ししていこうと思います。
【2】恋愛疲れしてしまう理由3つ
私が過去に言われて疲れた恋愛は、大まかに分けて3つあります。それぞれについて解説していきます。
(1)「女の子と仲良くしないで」
心が男性なので、「女の子と仲良くしないで」と言われてしまいます。女性同士の恋愛でも、どこか“男性にはかなわない”と思う人が多いため、仕方ないことなのかもしれません。
ですが逆に、心の性が男性のトランスジェンダーに女友達が多いのも、ぶっちゃけ仕方のないことです。というのも、元は女だから、女友達が多いのも当たり前なのです。
個人的には、女の子といる方が楽だから女の子といるだけであって、みんながみんな恋愛対象でもないし……。相手もこっちの中身知ってて一緒にいてくれるから気楽だし。なのに「女の子と仲良くしないで」は一番めんどくさかったですね。
(2)「結局養えないでしょう」
女同士なので、どうしても男性の方が給料が高いことの多い社会、心が男性でも、見た目は女性なので良い給料をもらえないことが多いです。
自分の話で言うと、持病がありいいお給料がもらえるほど働けないのが理由の1つになっています。相手は、男性として自分を見てくれているからこそ、「結局養えないでしょう」と言ってしまうことがあり、とても辛かったです。
限界まで働いて彼女に美味しいご飯やプレゼントでもあげたい…と思ったことはありますよ。けれど、体調が悪化して迷惑かけたくない自分もいたし、親にも迷惑かかってしまうし、何より働けなくなって収入が0になる方が私は嫌でした。
そういう葛藤がある中で、「結局(旦那さんと言う大黒柱みたいに)養えないでしょ」と言われたのはショックと同時に、この子とは一緒に歩んでいけないなと思いました。
(3)「疲れた」
女の子同士の恋愛だからなのか、こっちを彼氏のように思っていてなのかはわかりませんが、「疲れた」と言ってくることがよくありました。
そこから何か察して欲しかったのかもしれません……。ですが、「こっちの方が疲れたわ!」って言いたくなりました(笑)
結局は女同士という捉え方もあるので、そういう都合が悪いときは女として見られがちかもしれません。お互い素が出てしまったときは細かい女の壮絶なバトルになる傾向がありましたね。自分はどちらかと言うと、いわゆる男っぽいと言われる思考タイプで、めんどくさいため、謝っとけばいいかタイプでした。
けれど、相手はまあ…怒る怒る。挙げ句の果てに、私の方が完全に「疲れた」というところで、どうでもよくなってしまいましたね。
【3】まとめ
他にも、恋愛疲れした理由は、私の経験上、付き合ってきた人たちを悪く言うわけではないですが……。割とメンヘラな方が多かったので、トランスと関係がないかもしれませんが、これも理由だったと思います。
もしかしたら自分がそうさせてしまったのかもしれないし、違うかもしれない。相手によって人間って変わりますからね。みなさんもいい恋愛してくださいね!
(ツバサ)
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