仕事で忙しく、なかなか子どもと接点を作ることができず、距離が生まれてしまう父親は少なくないでしょう。まさに筆者もその1人でしたが、子どもと関わろうという意思があれば、遅いなんてことはないはずです。
父親として接する上での注意点や関わり方、接点を作るきっかけなど、子どもと向き合おうと思った時に知っておきたいことをお話しします。
【1】子どもとの時間が少ない父親の悩み
朝早くから夜遅くまで仕事で家を空けていてたまの休みは疲れて寝ていたり、放置していた家の用事を済ませたら子どもの相手をする時間がないという父親は多いと思います。私もそうでした。
しかし子どもと一緒に過ごせる時期って実はすごく短いんだと気づいたんです。濃い付き合いは小学生くらいまでで、そこから先は小学生頃までどういう時間を過ごしたかによって変わってくる。
その気づきで私はかなり行動に変化がありました。変化せざるを得ませんでした。二度と戻れない時間のために……。
【2】偉そう・気まぐれ…そう思われない関わり方
子どもに対しても他人に対しても同じことですが、子どもに対しては遠慮なく甘えが出てしまいますのでしっかりと意識しておきたいです。
(1)決めつけて話さない
よくわかりもしないくせに自分の意見が正しいかの如く決めつけて話をしてはいけません。
『いいから聞け』とか『とにかくこうなんだ』とかそういうのも良くないですね。しっかりと相手の話を聞いて相手の立場に立って考えて話をしましょう。
(2)思いつきに巻き込む
子どもだと思って適当なことを思いつきで要求してはいけません。例えば『よし、明日から6時に起きてランニングするぞ!』とか。
思いつきに子どもを無理やり巻き込んではいけません。ちゃんと断れる逃げ道は作ってあげて相談のようなかたちでならばいいと思います。
(3)面倒そうな態度をとらない
せっかく話しかけてもらったのにめんどくさそうな顔や態度を出すしてはいけません。
どんどん嫌われて接点がなくなっていきます。まずはちゃんと向かいあって優しく話をしましょう。
(4)自分はできないくせに…
自分ができないくせに子どもに対しては大きな要求ばかりするのはやめましょう。
尊敬とはかけ離れた父親へまっしぐらです…自分がやらずに後悔したことがあるなら、その事実を伝えて、やるかやらないかは子どもに判断させてあげましょう。
(5)話を遮る
せっかく話をしているのに、遮られるととっても腹が立ちますよね。
意見を言いたければ相手の話を最後まで聞いてそれから意見を言いましょう。まずはちゃんと話を聞いてあげることが重要です。
【3】今更なんてことはない! 子どもと接点を作るきっかけ
子どもが大きくなってしまうと、もう手遅れに思えるかもしれません。しかし、今更なんて言うものは存在しません。接点を作る努力さえすれば、いつでも関係は改善できると思います。
(1) 時間は作るもの
時間は自然には生まれません。私はかけがえのない子どもとの時間を作るために仕事のやり方を変えました。
人に頼むことが苦手な私は人に頼むくらいなら自分でやった方が気持ちが楽で仕事を抱え込んでいましたが、人に頼める事は頼むように変えました。
またこの曜日は必ず早く帰ると決めてメリハリをつけ、子どもとの時間を作るようになりました。
(2) 子どもが好きなことに付き合う
サッカーでも音楽でも何でも良いんです。子どもが夢中になっていることを自分もやってみたり、応援しに行ったりしましょう。
同じ趣味や同じ時間を共有することはよい対話を産む一番のきっかけになります。
(3) とにかく話を聞きましょう
なんでもいいから、子どもの話を聞いてあげましょう。
聞いたら頭ごなしに意見を言うのではなく、どちらかというと『そうなんだね』と『よかったね』と聞いてあげましょう。そうすればどんどん話をしてくれるようになります。
【4】まとめ
人は認めて欲しい、聞いて欲しい動物です。子どももそれは一緒です。
それを行動で示せればいい関係が必ず築けます。それと時間は有限ということを意識すれば何を優先すべきかわかるはずです。
是非かけがえのない時を過ごすために、時間を作る意識を持って欲しいと願います。
(ありふれた父親/ライター)
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