人に恋愛感情を抱かず、性衝動もないと言われるアセクシャルであっても、性の価値観は様々です。
恋人との性生活を順調を送ることができても、性欲を抱かないためかエッチを特別視できないアセクシャルについてお話ししていきます。
【1】アセクシャルと一括りに言っても性の価値観が様々
アセクシャルと言っても、恋愛感情がないなりに別の感情で人と付き合っていく人、恋愛自体に嫌悪する人。
恋人へ性欲を抱けないためにエッチに関心が持てず憂鬱になってくる人、良さがわからずその上リスクが多いため嫌悪する人、性的興奮がないのに行うことで頭が冴え、どうしていいかわからない人。
密着感が好きであったり、恋人とのスキンシップなら受け入れていくものだと肯定的に捉えている人。と言ったように、性に対する価値観は様々です。
また、人に対して性的衝動がないというのは一貫しているものの、恋愛感情がない上に性欲自体が薄いのか無いのかによって、一人エッチにすら興味がなく性欲を理解できない人も多く、逆にパートナーに対して性欲が薄いという人までアセクシャルだと自認している印象です。
最近は、派生したアロマンティック・アセクシャルという用語が出てきたり、概念が曖昧で研究者でも研究が進んでおらず、人によって様々に定義していたりするように、まだ誕生したばかりの言葉だからこそ、明確でない部分もありそうですね。
ただ、性衝動がなくとも、恋人との性に対する価値観というのは、アセクシャル自体の価値観というより、個人の価値観や捉え方や考え方と考えて良さそうです。
【2】性に抵抗がなくても特別視はできないアセクシャル
性的対象として見られない相手とエッチをするのは困難なことですよね。
しかし、中にはパートナーと信頼関係を気づくことで心を許し、体も許しスキンシップの1つとして捉えている人。世間では恋人同士でエッチすることが当たり前だとされているから、それに合わせて受け入れていく人など、エッチに対して抵抗感が全くない人もいるでしょう。
中には、密着感がどのスキンシップよりも高いため、エッチに対して肯定的に捉えている人も稀にいます。私もその一人ですが、だからと言って、エッチを特別視することができません。
これはアセクシャルゆえかもしれないと常々思っています。というのも、私の今のパートナーは初めての夜の日、「ようやく!」という感動が極まったあまり、挿入直後に達してしまいました。私はこの感動ぶりと、特別な夜という感覚を持っている様子に逆にびっくりしてしまったものです。
ここから、一般の人は、他のスキンシップと比較して、エッチを特別なものだと捉えているのではないか? と考えました。
しかし、私の感覚で言えば、確かにエッチは密着感が最大に彫られて好きですが、他のスキンシップと変わりません。エッチは繊細な話題とよく言われますが、仮にダイレクトに拒否されても、キスやハグを嫌がられるのと大差ないとと感じてしまうことでしょう。
また、パートナーとエッチができなくなったからと言って、特別ショックを受けることがありませんし、ご無沙汰になっても気づかないほど関心がありません。世間でよく言われる、レスによる「別れ話」も私からはあり得ません。スキンシップの1つで、特別エッチをしたいというわけでもないので、彼を誘うなんていうこともあり得ません。
あくまでも、彼が求めてきたら受け入れたいと思うだけで、エッチそのものというよりは、そこでの愛情表現に幸福感を覚えるのです。
特別にエッチで愛を感じたり、密着感による幸福感が好きで、エッチをすごく好きで特別視をしている! という人もいるかもしれませんが、マジョリティ的な特別感、特別視をすることはできないのではないかと考えています。
【3】まとめ
アセクシャルも性の価値観は様々です。性衝動がなくとも、エッチが好きな人もいることでしょう。
しかし、性欲を伴ってエッチをする人たちが感じる特別な何かは、アセクシャルには理解できないかもしれない……と感じます。
もし、「そんなことないかも?」と思う人がいれば、ぜひぜひお話を聞かせてくださいね!
(Amy/ライター)
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