レディー・ガガはLGBTから高い人気を得ています。その理由として、彼女の支援活動が挙げられるでしょう。
そこで、具体的な活動をご紹介します。
【1】LGBTに絶大な人気を誇るレディー・ガガ
奇抜なファッションやパフォーマンスで世界の注目を集めるレディー・ガガ、以前「バイセクシャルの芸能人」の記事で彼女がLGBT支援活動をしていることについて触れました。
自身もバイセクシャルであると公表している彼女のLGBT支援活動について深掘りしていきたいと思います。
【2】レディー・ガガが行っているLGBT支援活動
具体的にどのような活動をしているのでしょうか。内容を確認していきましょう。
(1)曲によるLGBTへの応援
レディー・ガガはライヴでリトルモンスター(レディー・ガガのファンの呼称)に人間の自由は常識や制限の枠に囚われていないことを何度も話しています。
代表曲『ボーン・ディス・ウェイ』でも自分らしさという自由を伝えています。
『Hair』という曲はいじめで自殺してしまったゲイの少年に向けて歌われた曲です。自身もいじめに遭った経験から自分らしく居られない苦しみをひどく理解したのではないでしょうか。
昔からゲイ・カルチャーに強い影響を受けていたレディー・ガガの楽曲はLGBTの人々に強く支持されています。
(2)トランスジェンダー支援への表明
2018年アメリカトランプ政権が性別の変更を禁止する法案を準備していることが報じられました。
これまでオバマ政権が少しずつ進めていた各人の性自認を尊重する法案をトランプ大統領が破棄をし始めていました。
トランスジェンダーの人々の権利を剥奪しかねない事態に、レディー・ガガはトランスジェンダーへの支援を表明しました。
レディー・ガガは「トランプ政権は、ここではない別の世界に生きているのかもね。私たちは社会や文化の一員として、私たちがどういう存在かを理解しているし、真実を知っている。彼らに性自認のことを教育するため、結束し、声を上げないといけない」と述べています。
レディー・ガガの他にもチャズ・ボノなどトランスジェンダー当事者や、人権団体や政治家も#WontBeErased(私たちは消されたりしない)というハッシュタグを使いSNSでトランスジェンダー支援を表明しました。
(3)アメリカ軍の同性愛者雇用について演説
レディー・ガガは2010年9月20日にアメリカ軍の同性愛者雇用しないポリシー撤廃のために、メイン州ポートランドで演説を行いました。
アメリカ軍は同性愛について「問わず、言わず」という伝統があり、軍が兵士の性的指向を問わないと決めている中自ら同性愛者と公表すると除隊という方針でした。
レディー・ガガは「平等とは私たち国民が支持するプライム・リブです。そして私は祖国が提供する最良部位の肉を楽しむことが出来ません。私が着ていたような生肉ドレスを着る権利を誰でも得るべきではないでしょうか?」と2010年のグラミー賞で話題になった自身の生肉ドレスを関連させながらスピーチをしました。
更に「問わず、言わずのポリシーは後進的だと思いませんか?私は問題がある軍人を家に帰す法律を提案したかったのです。同性愛者が気に入らないのなら家に帰りなさい」ともスピーチをしました。
このスピーチから1年後、2011年9月21日にオバマ元アメリカ大統領がアメリカ軍の同性愛者雇用差別を撤廃しました。これに対して彼女は「涙とプライドを抑えることが出来ません。私たちは成し遂げました、私はアメリカ人であることを誇りに思います」とコメントをしています。
【3】まとめ
レディー・ガガは今回ご紹介したもの以外にもLGBT支援活動を行っています。
彼女が「私の分岐点は同性愛者のコミュニティーだった。私には多くの同性愛者のファンが居る。彼らは私を常に支持してくれるし、私も彼らを常に支持をしている」とコメントしていることから、支援活動を行う心情が分かります。
興味がある方はレディー・ガガがゲイ故にいじめられ自殺した少年の事件からいじめ撲滅を目指し設立した「ボーン・ディス・ウェイ財団」など調べてみてはいかがでしょうか。
(みなと/ライター)
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