アセクシャルが抱える付き合い始めの悩み…エッチ事情も

人の恋の形はみんな違う……。

マイノリティなセクシャル「LGBTQIA+」に迫る本企画。

今回はその中でも「A」にあたるアセクシャル、他者に恋愛感情も性的欲求も持たない人に話を伺います。

 

【1】恋人ができても辛い

取材に協力してくれたのは、『Shano』でもライターをしているAmyさん(27歳・女性)。

アセクシャルの多くは、恋人を作ることに興味はありませんが、彼女は「遺伝子レベルで惹かれた」としか言えない、運命的な出会いを果たしたと言います。

詳しく話を聞いてみました。

(1)昔から知っていたような気持ちに

「初めて会った感じがしなかったんです。すごく心が穏やかになったし、無言の時間すら楽しかったです。気づけばよく遊ぶ仲になって、そのままお付き合いすることになりました。
本当におかしな話ですが、彼に対して持っていた感情は、家族愛に近かったと思います。なぜそれほどに惹かれたのかはわかりません。しかし、恋のドキドキ感は微塵もなかったし、彼が他の女性と親しくしていて嫉妬を感じることもなかったので、恋愛感情ではないのだと思います。アセクシャルの多くは、友情からお付き合いに進展することが多いと聞いているので、ちょっと変わっているかもしれません」

彼と出会って付き合うまで、それほどの期間があったわけではないそうです。

そんな相手に対して、家族愛に近いものを感じてしまうのは不思議ですね。

(2)付き合ってすぐは距離感に困った

「まるで家族のように思ってしまうから、彼が悩んでいたら深くまで踏み込んで手を貸したくなるし、自分の深刻な悩みを打ち明けてしまいたくなるんです。歯に衣着せぬ物言いをしそうになって、慌てて口をつぐんだこともありました。
どこまで踏み込んでいいものか分からず、困りましたね。全く距離感を掴めないから、常にどこかで彼と一線を引いていましたよ。彼もそれを察していたということは、後から知りました。
『確かに、最初から全力で来られたら引いてたわ。怖い』と言われました。アセクシャルが困るポイントかもしれませんね」

距離感を間違えて、近づきすぎて振られてしまったらショックですよね……。

Amyさんは、彼の恋心が成長するまでは、かなり我慢を強いられたようです。

(3)常にギャップと戦ってきた

「当然のことかもしれないけれど、付き合い始めは弱みを絶対に見せてくれなくて……。何か彼が悩んでいても、誤魔化されてしまいました。自分では力になれないという事実と、打ち明けてもらえない事実に悲しくなりました。まるで、思春期の子供を抱える母のような気持ちだったと思います。
あまりに自分の気持ちと相手の気持ちにギャップがありすぎて、すごく辛かったです。こっちは本気で心配しているのに、何も知らせてもらえないのってやるせないですよね」

家族愛と恋心では随分と違いますよね。

一般でも一方的に相手を好きになりすぎると続かないと言われていますが、溝が深そうです。

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