昔は日本も? 世界にある男性・女性以外の分類“第3の性”たちを徹底解説

各国にある第3の性

世界には、男女の分類以外に“第3の性”があるところもあります。

各国である男性・女性以外の性について解説していきます。

 

【1】 世界には男女だけの分類じゃない「第3の性」がある

LGBT的な意味を除くと性別は男女の2つに分類されます。

しかし世界には昔から男でも女でもなく、「第3の性」というものを取り入れている国があります。

今回は「世界の国々にある第3の性」についてご紹介します。

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【2】 世界の国々にある「第3の性」

国によっても、3つ目の性というのは定義や呼ばれ方が異なります。

ここでは、5つの事例を確認していきましょう。

(1) カトゥーイ

15世紀から現代のタイで“カトゥーイ”と呼ばれる第3の性があります。

男性として生まれ、女性の服装や振る舞いをすることを選んだ方のことを“カトゥーイ”と呼びます。

存在自体は古くから認められていましたが、性産業しか職に就けないことや現代ではカトゥーイの方の入学を拒否する大学があったりと差別がありました。

しかし、差別をする学校に対して国の教育省が調査に乗り出したり、タイの航空会社がカトゥーイ採用枠を設けたりと改善されつつあります。

(2)トゥースピリット

古代から現代にかけてアメリカ・カナダ先住民にある第3の性、もしくは第4の性と呼ばれる分類のトゥースピリット。体に“男性の魂、女性の魂が同時にある”という意味で“トゥースピリット”と呼ばれています。

トゥースピリットの人々は男性の恰好も女性の恰好もして生活をしており、先住民の中でマイノリティ扱いはされず、むしろ神聖な存在とされていました。

先住民の人々は予言者や名付け親、伝説や歌を伝承する者といった霊的なものに関することにトゥースピリットの人々を選んだそうです。

(3)はにわり・ふたなり

推定9世紀頃から20世紀前半辺りの日本で存在していた第3の性です。

古来の日本では、“半陰陽”という2つの性に分類できない第3の性として扱われてきました。男性器も女性器も兼ね備える人のことを指し、“ふたなり”と呼ばれていました。

また、1か月の半分を男性、また半分を女性として過ごす人を“はにわり”と呼びました。明治維新で“性別は男と女の2つである”という考えが広まったことによって、この“はにわり・ふたなり”は無いものとされてしまいました。

(4) ヒジュラ

推定3世紀頃から現代にかけてインド・パキスタン・バングラデシュなどの南アジア地域にある第3の性です。肉体としては男性であり、女装をし女性として振舞っている人を“ビジュラ”と呼びます。

聖者としてヒンドゥー教の寺院で儀礼に携わったり、一般家庭で赤ちゃんの誕生の祝福に招かれられたりします。その一方で、都会地域では売春を生活の糧にしているということで不浄のものと軽蔑されている場合もあります。

現代のトランスジェンダーとは違うため、性転換手術を受ける方は少なく“真のビジュラ”になるために去勢をする方が多いようです。

(5) Ⅹ

2011年のオーストラリアで扱われるようになった、社会制度上の第3の性分類です。パスポートに“男性でも女性でもない”という意味で“Ⅹ”と記載するようになりました。

パスポート上の性別と見た目の性別が合わないことで入国審査に引っ掛かってしまう不都合を解決するために生まれました。

医師の同意書があれば“Ⅹ”として申請できるようになっています。

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【3】 まとめ

古来からある第3の性や最近、社会制度上のために生まれた第3の性と様々あります。

現代になって差別の対象にされる古来からの第3の性もありますが、性の多様性への理解が広まったことによって職選びの幅が広くなったり、学校へ入学が出来るようになっています。

古来からの“第3の性”への理解も広まっていくことを期待しています。

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(みなと/ライター)

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