Xジェンダーってどういう感覚? カミングアウトされた時の対応は?

トランスジェンダーを自認するまで

人の恋の形はみんな違う……。

マイノリティなセクシャル「LGBTQIA+」に迫る本企画。

今回はハシモトツグミが、Xジェンダーが持っている性的趣向やカミングアウトされた際の適切な対応をご紹介します。

 

【1】Xジェンダーってどんなジェンダーなの? 

Xジェンダーとは、「認識している性別が、男性でも女性でもない」人のことを言います。

女性の体で生まれた人はFtX、男性の体で生まれた人はMtXと呼ばれます。

Xジェンダーの中でも大きく分けて4つに分類され、男性女性どちらでもないと認識している「無性」、男性でもあり女性でもあると認識している「両性」、男性と女性の間であると認識している「中性」、そして男性のこともあれば女性のこともあると認識している「不定」となります。

 

【2】Xジェンダーの自認の仕方 

GIDのようにはっきりと「心の性と体の性が一致しない」と感じているのであれば、違和感を感じてから自認するまでそう時間はかからないかもしれません。

ただXジェンダーははっきりと「自分はXジェンダーだ」と自認するまでには時間がかかる場合が多いです。

例えば「女性もしくは男性として扱われることに違和感を感じるが、体と逆の性が自分のジェンダーだとも思えない」や「特定の性として扱われることが苦痛」など、さまざまな違和感を積み重ねた結果、FtMやMtFではなく「自分はXジェンダーだ」という結論にたどり着くようです。

もちろん最初から「自分は中性だからXジェンダーだ」とすぐに自認する人もいますし、Xジェンダーだと思っていたものが、のちにFtMやMtFになっていく人もいます。

これでなければならないという決まった方がなく、「男性女性など決まった性ではない」というのがXジェンダーの特徴です。

セクシュアリティの転換期にXジェンダーを自認する人もいるので、「どの性なのか全くわからない」というQ(クエスチョニング)にも少し似ていますね。

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