(4)強制異性愛療法
19世紀から現代でも欧米諸国で行われている治療法です。いわゆる「異性の良さが分かれば同性愛は治る」といった考え方です。
ゲイの方に治療目的として女性と性交させたり、レズビアンの方に男性と結婚させたりするというものです。
日本でも「男の良さを教える」とレズビアンの方に迫ったりする男性が居ますが、全くもって考え方が同じな迷惑な治療法です。それが現代でも治療法として行われているということが恐ろしいものです。
(5)ゲイ矯正ブートキャンプ・同性愛矯正施設
現代でも未だ残っている同性愛矯正のために行われる同性愛治療法です。主にアメリカやマレーシアといった国で行われています。同性愛矯正治療は「コンバート・セラピー」と呼ばれており、それを支持する人々の主張は「同性愛は精神疾患ではなく、行き過ぎた欲求・嗜好であるから矯正できる」というものです。
ブートキャンプでは、ゲイの青少年を自然の中に集めキャンプをさせます。聖書を読ませたり、宗教的な説教を聞かせたりと宗教に絡ませて同性愛に対して罪の意識を持たせます。また、同性愛者から性暴力を受けた被害者の体験談を聞かせて更に罪悪感を持たせるといったことをします。
同性愛矯正施設ではカウンセラーとの対話、同性愛である自分自身に数か月かけて憎しみや嫌悪感を抱かせるのが主な治療法になります。中には電気ショック療法を使ったりすることも。
その過程でうつ病になってしまったり、酷い時には自殺してしまう場合があります。コンバートセラピーを受けた人は普通の人と比べて、うつ病になってしまう確率が2倍、自殺してしまう確率は3倍と言われています。
コンバートセラピーを廃止しようと訴えかけている人々は多く、オバマ元アメリカ大統領も廃止に働きかけています。アメリカでは禁止する州も急速に増えていますが、アメリカ全50州の中でコンバートセラピーを強制的に受けさせることを禁止と法律で決めているのは18州とワシントンD.Cおよびプエルトリコとまだ少ないのが実情です。
→さらに過激になっていきます。ご不安な方は引き返しましょう。
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