【連載】赤裸々告白###3 思春期の恋を思い出すと意外とストレス発散になる!

【2】好きでちょっかいを出してすれ違う悲しさ

いじめすぎるあまり、彼と溝ができてしまったというEさん。

引き続き話を聞いてみました。

(1)心にもないことを言って傷つける

「あるとき、彼が『俺の事そんなに嫌いですか』と聞いてきました。私は『決まっているじゃん』と心にも無い事を言ってしまいました。いつもいじめられていても、泣きそうな顔もしないで笑っていた彼が、物凄い寂しい顔で私の事を見つめていました。そして去り際に『俺は好きだったよ、好きだから意地悪していたと思っていた』と言って走って行きました」

意地を張ってしまって素直になれないのは、大人になってもありますよね……。よくないことだとはわかっているんですけれどね。

(2)反省してありのままでぶつかる覚悟

「今までで一番落ち込みました。好きな人の事をいじめて、それで結局、自分の好きな人を傷つけてしまった事がショックです。でも、そのときに、彼に言われた一言で本当に私は彼の事が好きなんだと分かりました。バスケ部のキャプテンと別れて、今までの自分に反省してありのままの自分で彼にぶつかろうと思いました」

勇気のいることですよね。青春ですね。

(3)彼は視界にも入れてくれなくなっていた

「ですが、彼は物凄い冷たい態度です。無視どころではないです。無視でしたら、視界に入れても口を聞かないという行動ですが、彼の場合は私の事を視界にも入れてくれませんでした。それほど彼に辛い思いをさせてしまったんだと自分に言い聞かせました。自分の本当の気持ちを彼に伝えようと思っていた時、いつも一緒にいた友人が『いつもいじめている彼の事好きなんでしょう。素直になった方がいいよ。一緒に居られるの後3ヶ月だけなんだから』と言ってくれました」

卒業に近づいていたことも、Eさんが頑張るきっかけとなったようですね。

(4)周りからは彼が好きなのがバレバレ

「私の友人だけでは無く、クラス全員ほとんど私が彼の事が好きなのを知っていました。自分ではそういう素振りを見せていないつもりだったのですが、周りの人が分かるぐらい分かりやすかったそうです。私はそれから決心して、彼にどのように告白しようか迷いました。1週間もご飯が喉に通らないぐらいです。ですがあと3ヶ月しか無いという事を考えるとどうしようもない気持ちに心が押しつぶされそうになりました。まるで今はいじめられているのが私みたいです」

特に恋愛を楽しむ中高生は、人の恋愛事情に敏感ですよね。

(5)ついに覚悟を決めて告白!  

「覚悟を決めて彼を放課後に教室に残ってもらって自分の気持ちを伝えました。『好きだからこそ、手を出してました。本当は好きなんです』とありのままの自分の気持ちを伝えました。彼は万遍の笑みで『俺もだよ』と言ってくれました。物凄く嬉しくて泣いてしまいました。強がっていた自分の何かがプツンと切れて涙腺が壊れたかのように涙が止まらなかったです。思えば彼に自分の気持ちを伝えるのに、2年近く掛かっていました。こんな事だったら最初から、今みたいに捨て身覚悟で伝えておけばよかったと思いました」

告白した後に、もっと早く言えばよかったと思うことは多いですよね。こういう反省で少しずつ大人になっていきますが、大人になってもなかなか恋愛はうまくいかないものですよね。

Eさんは、当時を思い出すと、仕事や恋の駆け引きで疲れても、新鮮な気持ちになって、リフレッシュできるのだそうです。

 

【3】まとめ

青春時代の恋愛の思い出が、素敵なものだという人は多いでしょう。

若い気持ちを引き出すために少女漫画を読む人もいると思いますが、自分の昔の恋愛を思い出して見るのも、ストレス発散に良さそうですね。

(杉本レイ/ライター)

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