遠距離恋愛中の大学生のお泊りデートはあり? 親の意見や説得術 

遠距離恋愛中の大学生のお泊りデートはあり? 親の意見や説得術 

大学生ともなると、付き合う上でお泊りデートはもはや必須項目になりつつありますよね。特に、遠距離恋愛ともなると、カップルの時間を作る上で重要なイベントです。しかし、親の許可が下りずになかなか実行できないという人もいることでしょう。

親はどのような考えを持っているか理解した上で、どのように交渉したら許可を出してくれるか考えてみましょう。

【1】遠距離恋愛中の大学生がお泊りデートをするメリット

お泊りデートをしたいと考えている大学生カップルは多いと思いますが、お泊りデートにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

(1)彼との時間が長く作れる

せっかくの彼とのデートでも、日帰りだとどうしても時間が限られてしまいます。電車で移動する場合だと、なおさら時間を気にしなくてはなりません。それではデートを十分に楽しめないことがあります。

お泊りとなると、寝るときも彼と一緒なのでですので、彼との時間が圧倒的に長くなります。時間を気にせず一緒にいられるのは嬉しいですよね。

(2)思い出に残りやすい

お泊りデートは、日帰りのデートよりも特別な時間です。大好きな人と一緒に寝泊まりすることで、よりお互いのことを理解し合うことができます。その経験が、普段味わえないような強い思い出として残ります。彼との思い出作りにぴったりですね。

(3)お互いの地域を良く知ることができる

お互いの家に泊まることで、相手の住んでいる地域や周りの環境をよく知ることができます。通っていた小学校や中学校、よく遊んでいた公園などを知ると、より一層相手のことを理解できたという実感がわきますよね。お泊りデートをしてみないと見えにくいことですので、特権と言えます。

【2】遠距離恋愛中の大学生がお泊りデートをするデメリット

お泊りデートにはメリットが非常に多いように思えますが、その分デメリットがあることも忘れないようにしましょう。

(1)結局、イチャイチャしてばかり?

お泊りデートは時間がたっぷり確保されています。惹かれ合うあまり、気がついたら結局イチャイチャしてばかりというカップルも多いようです。

イチャイチャすることは悪いことではありませんが、そればかりだと健全な恋愛とは言い難く、親の許可が下りにくい原因にもなってしまいます。

(2)お金がかかりすぎる可能性

大人になったとはいえ、学生のうちだとお金に余裕があるという人はごく少数です。お泊りで旅行に行くとなると、航空券代やホテル代など、学生にはちょっとお金がかかりすぎてしまう可能性があります。

ここでお金を使ってしまうと、お泊まりデート後に会う交通費を工面できなくなったり、お金を持っていないために会う回数が減ってしまったりする可能性も否めません。

(3)遠距離だと見えなかった嫌な面にイラっとする可能性

遠距離恋愛だと会える時間も少なく、相手のことを深く理解できていないかもしれません。お泊りデートをすると、今まで知らなかった部分が見えます。その中にはもちろん嫌な面もあり、イラっとしてしまう可能性も否定できません。

特に、2〜3日も泊まると、普段は可愛く・かっこよく見せようとして頑張っていても、どうしても気が抜けてしまうことが指摘されています。その覚悟を決めておくか、付き合う前にある程度のことを把握した上で、気持ちの準備をしておく必要がありますね。

【3】遠距離恋愛中の大学生のお泊りデートはありかなしか親側に取材

お泊まりデートをしたいと思う反面、親からの反応が心配だと思う人は少なくないでしょう。親側に意見を求めてみました。

(1)推奨はしないが、健全でなおかつ学生の本分を忘れなければOK

「積極的に推奨はしませんが、大学生にもなれば仕方がないかなと思います。自分たちが子供の頃よりも情報は氾濫し、性的な行動も早まっているはずです。だからむしろお泊りがある方が健全かもしれません。

ただ、学生の本分は勉強ですからそれを忘れて欲しくはありません。やることきっちりやった上で、健全に恋愛し、そういうなかでお泊りデートがあるというなら、問題ないかなと思っています。我が子がお泊まりでその行為に至る所は想像したくありませんけど(笑)」(Hさん/48歳・男性)

(2)未成年のうちは責任を取れない自覚を持てればOK

「大学生にもなれば、子どもとはいえない年齢ですから、お付き合いやお泊まりに親が口をはさむべきではないと考えています。ただ、未成年のうちは自分で責任が取れないことは自覚しておいてほしいかな。

もしお泊まりしたいと話してきたなら、単に反対するのではなく責任の大きさをどうとらえているのか質すのが親の役割。それから、病気や妊娠のリスクを正しく知っているか確かめておきますね。ハタチを越えれば、何があっても自己責任ですから、本人の自主性にまかせます。一応、ちゃんと育ててきた自負はあるからあまり心配してないですね」(Oさん/42歳・女性)

(3)もしもを考えると女の子が異性と泊まるのはNG

「妊娠可能性のことを考えると、異性(解剖学的な性別で)カップルのお泊まりデートは反対です。同性カップルであればそこまで厳しくしないかな。現時点の日本の社会制度では、収入があり健康保険などに入っていないと妊娠出産した女性がひとりで生きていくことは非常に困難です。男性側は逃げれば済みますし就職も可能でしょう。

しかし、学生時代に妊娠出産しシングルマザーになった女性は就職活動中に著しく不利になります。女性の人生を考えると、異性カップルのお泊まりデートは反対しかしません」(Iさん/47歳・女性)

(4)夜間の外出への心配があるからNG

「うちには大学生の女の子がいます。アルバイトをしなくても大学に通わせられるので、門限を20時にしています。もし、経験でアルバイトをしたいと言ってくることがあれば、バイトの日だけは、深夜勤務に入らないで帰ってきてもらう形で、23時までにすると思います。女の子なので、夜になにがあるか心配なんですよね。

彼と一緒と言っても、彼が責任を持てるわけではないし、私も追求できません。旅行ともなると、羽目を外して夜まで遊ぶことが考えられますし、よほど旅行慣れしていないと、うっかり治安の悪い場所に行ってしまうことも想定できます」(Nさん/58歳・女性)

【4】説得したい…親を納得させるためのアプローチ方法

せっかく彼と計画を立てていたお泊りデートが、親に許されなかったら台無しになってしまいます。親を説得するには、どのようなアプローチ方法が有効なのでしょうか。

(1)会う時間があまり取れないことを伝える

遠距離恋愛だと、どうしても会う時間が限られてしまいますよね。そのことをしっかりと親に伝えれば、同情してお泊りデートに納得してくれるかもしれません。 親は子どもの恋愛を応援したいことがほとんどですので、真剣に伝えることが大事でしょう。

(2)深夜に外出したり危険なことをしたりしないと伝える

門限が決まっている人は、外出時間に納得してもらえないことが多いです。また、お泊りデートはしばらく親の手が届かなくなるので、危険なことをしないかという心配もしばしばされます。

その場合は門限以降は絶対に外出したり、危険なことをしたりしないということをきちんと伝えましょう。どうしても納得してもらいたいなら、GPSなどで証明するのも一考です。

(3)彼との交際は真剣であると伝える

親が何よりも気になることといえば、健全な恋愛をしているかどうかということです。お泊りをすることで、健全な付き合いから淫らな関係に変わってしまわないかというのがポイントです。

親に納得してもらうためには、彼との交際は真剣であるということを伝えることが必要でしょう。どうしても、親の中ではマイナスなイメージが出来がちであるため、一度、彼・彼女を親に会わせて好印象を持ってもらうというのも方法です。

(4)行く場所を細かく説明する

様々な家庭があると思いますが基本的には、親にとって子どもは大切な存在です。どこに行くかもわからず、急に出かけると言われても不安になるでしょう。

行く場所を細かく伝えることによって、親の不安要素を少しでも取り除くことができます。健全なデートをするというアピールにもなるので効果的です。

(5)こまめに連絡することを伝える

こまめに連絡をすることでも、親の不安要素を取り除くことができます。メッセージを送るのもいいですが、電話をすることによってより親を安心させることができるでしょう。また、現地で撮った写真を送るのもいいかもしれませんね。

【5】お泊まりデート以外でも? 彼との仲がぐっと深まる方法はある

お泊りデートは特別良い思い出になります。彼との仲もより深まることでしょう。しかし、彼との仲を深める方法は何もお泊りデートだけではありません。日帰りのデートでも、工夫次第で特別なシチュエーションを作ることができます。

特別なシチュエーションを作ることによって、お互いの意識も変わり、ぐっと仲が深まるのではないでしょうか。大事なのはお互いを愛する気持ちです。愛を忘れず、末長く良い付き合いをしていきたいですね。

(山吹麗華/ライター Amy/編集)

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