異性愛者でも同性を好きに…落ちた理由と魅力、メリット・デメリット

人の恋の形はみんな違う……。

マイノリティなセクシャル「LGBTQIA+」に迫る本企画。

今回はその中でも「L」にあたるレズビアンの人と恋愛したことがあるYさん(29歳・女性)に話を伺いました。

【1】レズビアンって? 

LGBTが表立って来たため、レズビアンについてなんとなく知っている人が多いでしょう。

端的に言えば、女性に対して恋愛感情を抱く女性のことです。

最近では、13人に1人はなんらかのセクシャルマイノリティを抱えていると言われています。

【2】まさか女性と恋愛するとは…レズビアンとの出会い

レズビアンにとって、異性愛者の女性に対してどう接するかは大きな課題になります。

異性愛者に対して告白しても良いものか、どう振り向いてもらえば良いのか……悩みは尽きませんよね。

そこで、異性愛者にも関わらず、レズビアンの人と付き合ったSさんに、当時の話と、レズビアンの魅力、レズビアンカップルのメリット・デメリットについて伺いました。

(1)出会いのきっかけは転職

「私は男子に対して恋愛感情を持つ30歳手前のOLです。私は、転職する前は、ライフセーバーの仕事をしていました。実は、その会社は、社長が辞任してから社長の息子が会社を継いだのですが……。あろうことか、給料をきちんと払わなくなりました。転職した理由は、金銭の問題ですね。
転職先は保険の営業の仕事でした。すぐには使えないという理由で研修を受ける事になります。その研修をしてくれる先輩というのが、ゆくゆくお付き合いすることになる女性です。可愛いと言うより綺麗で、手足が長く男性からも人気のある人でした」

研修の場面では、2人きりになることも多かったようです。

これが、のちのち恋愛をうまく行くきっかけになりました。

(2)研修についた女性は教え上手

「彼女は教え方が上手でした。おかげで、私はどんどん仕事を覚えて行きましたね。研修してもらっている時に気が付いたのですが、先輩はすごく体を触って来ます。コミュニケーションとしてのボディタッチだと思っていたのですが、特に二人だけになった時は激しくなりました。
私も憧れていた先輩ですから、嫌では無くむしろ嬉しかったです。研修を受けてより一層に先輩に興味を持ったくらいです。しかし、もちろんその頃は全く恋愛感情などなく、抱いていた感情は憧れでした。先輩のように綺麗で仕事の出来る女性になりたいと強く思ったんです」

身体の距離は、心の距離と言われています。

先輩はこの頃からSさんのことを好きで、確実に落とそうと努力していたのかもしれませんね。

(3)仕事で失敗してしまった

「先輩のおかげで、仕事も一人で任せられるにようになり、営業で色々なお店を回ったのですが……。一日営業をしても、1人もお客が取れない状況が1ヶ月経ちました。さすがに上司からは顧客を取るように急かせられましたね。口調が優しかった部長も次第に口がキツくなってきてました……。本当に自分の仕事の出来なさ加減が嫌で、いつもへこんでいましたよ。
この日も仕事で失敗していまい、お客様を怒らせてクレームが来てしまいました。夜遅くなってしまい、私が事務所に帰って来た時は誰もいませんでしたね。誰もいないと言う事が分かると自然に涙が溢れて来ました。しかし、一人で泣いていると、人の気配がしました。びっくりして振り返ると先輩が立っていました。
思わず、私は先輩に飛びついて胸で泣きついてしまいましたね。この会社で良くしてくれるのは先輩だけだったし、かなり心を許していたので、声を出して泣いていました」

ここから、2人の関係性は急変していきます……

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ABOUTこの記事をかいた人

小学館にてプロライターとして記事を執筆をしている戸籍上女子。ライター歴は10年以上で恋愛記事の専門家。脳科学や心理学、生物学の視点から恋愛を解説することを得意としている。また、アセクシャル+FtX(無性)でありながら、LG(B)TQの彼氏を持っているため、セクシャルマイノリティに関心がある。