巷で言われることがあるレス=DV…ノンセクがエッチしないのは残酷?

ノンセクがエッチをしないのは残酷か

ノンセクシャルには性欲がありません。そのため、レスに陥って「実は旦那(妻)はノンセクでは?」と気付く人もいるようです。

中には、“レス=DV”という強い言葉を使う人もいますが、相手がノンセクでもそう言えるのでしょうか。

 

【1】巷ではレス=DVのような言われ方も…ノンセクには性欲がないのに?

アセクシャルとノンセクシャルを揺れ動く、ライターの雁屋優です。こんにちは。ノンセクシャルの人は性欲を抱きませんが、恋愛感情を抱くことはあります。ノンセクシャルでありパートナーがいるといった方もいます。

パートナーがいると、エッチを求められることも十分ありえますよね。性欲のある人がマジョリティであることは変えられない事実。

ですが、巷では結婚後にレスに陥り、相手が一方的に求めている状態にあると「残酷だ」という人がいます。中には、DVの一種だ…という人も。性欲がわかないのでどれほど苦痛があっての発言かわかりませんが、かなり強い言葉ですよね。

では、求められたとき、性欲がないノンセクシャルの人はどうすればいいのでしょうか。一緒に考えていきましょう。

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【2】エッチしないのは残酷なの?

パートナーがいるとエッチの話題は避けて通れないことが多いです。交際をしているとエッチを求められることもあるかもしれません。

そんなときにどうすればいいのか、考えてみたいと思います。

(1)エッチしない=残酷ではないのでは?

エッチは一般的に二人で気持ちよくなるためにするものだと私は思います。私の理解は二人で気持ちよくなり、仲を深め、精神的な充足感を得る行為というものです。

ですから、もし二人で気持ちよくなれないのなら、片方が無理をしなければエッチができないのなら、無理してエッチすることもないのではないか…と考えます。性欲がないにも関わらず、片方に無理を強いる状況って、それもまた考えようによっては残酷なことですよね。

エッチしないことは決して残酷ではありません。エッチしなくても繋がる方法はありますし、エッチしない交際もあるのです。エッチしないことを理由に自分を責める必要はありません。

とはいえ、エッチの相性や回数は、カップルの行く先にも関係してくるという話を聞くので、エッチをしないことは残酷ではないからといって安心はできません。

(2)パートナーとよりよい関係を築くためには

多くの人には性欲があり、好きな人と繋がりたいと思っていることは事実です。その事実を知っているからこそ、パートナーが自分を求めてくれるならと多少無理をしてしまう人もいるのでしょう。

パートナーがそれを理由に離れていってしまう可能性を考え不安になるなどしてやはり少しは無理をしてでも…と思ってしまうのかもしれません。しかし、多少無理をしているというのは多くの場合、パートナーにバレてしまうものです。

パートナーのことですから、「何か無理をしているな」とわかってしまうのです。無理は続きませんよね。

大切なパートナーのことを信頼して事情を話し、その上で二人でエッチにのぞむのか、それともやめておくのか決めるというのはどうでしょうか。

大事なことは自分一人で悩み決めてしまわずに二人で話し合って決める、というのも大切です。ノンセクシャルだけどエッチしてみるのもありですし、ノンセクシャルだからやめておくのも1つの選択です。

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【3】まとめ

エッチをしないことは決して残酷ではありません。今回はノンセクシャルの人を焦点に当てて考えましたが、「疲れていてエッチする気分ではない」というケースでも言えることでしょう。挑む体力がないにも関わらず、また明日以降も仕事があって体力を回復させなければならないのに、無理強いをしている現状は変わりありません。

エッチをしないお付き合いもありです。その上で自分達はエッチをしてみるのかしないのか、二人で話し合って決めるのがいいと思います。

一番避けたいのは一人で抱えこんでしまい、それ故にパートナーとすれ違って破局してしまうことです。円満な関係性を続けていきたいし、パートナーは関係性を深めようと思ってエッチを提案しているのです。

そこで一人悩んで無理をしたりする前にパートナーを信じて二人で話し合ってみるのがいいと思います。パートナーとよい関係を続けていくにはやはり言葉にしていくことです。

(雁屋優/ライター)

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