「呼び方」「呼ばれ方」という問題と言葉狩り…問題は別にあるのでは? 

LGBTでの言葉狩り

最近ある言葉狩りについて、気になっています。

そのため、「問題はそこではないのではないか」と日々思っていることについて綴ります。

 

【1】NHKの「バリバラ」にて出た話題

様々なマイノリティ…というよりも「マジョリティではない人」について考える「バリバラ」というNHKの番組をご存知でしょうか。

身体障害者、精神障害者、発達障害者だけではなく、セクシャルマイノリティや他の社会的なマイノリティにまで範囲を広げ、かなり勢いのある踏み込み方をしていらっしゃる番組です。

最近はLGBT関連にも更に力を入れているようで、先日も様々なLGBTの方々が集まってのトークが繰り広げられていました。そこで出たのが、この「呼び方」や「呼ばれ方」のお話です。例えば、「あなたホモなんでしょ?」と言われてどう思うか。自分で「私はレズだよ」と言うのか、それとも別の表現(ビアンなど)を使うのか、等々というものでした。

実際番組内でも語られた話ではあるのですが、安易に「どうすればいい」という話でもないですよね。

 

【2】問題なのは「言葉」ではなくて…

番組内で教育関係の方が話していらっしゃいましたが、少し前なら子ども達が「お前ホモなんじゃねーの!!」というからかいを越えた言語によるいじめが目立ったことにより、「そういう言い方をするな」と指導が入ったところ最近では「お前ゲイなんじゃねーの!!」に変わったという、「そうじゃないんだよなあ」というパターンがあるようです。

そしてまた、当事者の方々でも最初に触れたLGBT関連の言葉によりどの単語の方がいいだとか、どちらでも構わないけれどという人もいらっしゃいました。オカマなのかオナベなのかホモなのかゲイなのかレズなのかトラなのかビアンなのか……こうしてざっと挙げてみても沢山の単語があるのはちょっと面白いですね。

とはいえ、やはり皆さん単語そのものよりも「言われ方」に対して重要視していらっしゃいましたし、この記事を読んでいらっしゃる方もそうなのではないでしょうか。結構、発された言葉に隠れた感情って気付いちゃいますよね。特にマイナスなものは……。

 

【3】他の界隈でも見かけるからこそ

こうした「呼び方・呼ばれ方」の「快・不快」は他の界隈でも見ることがあります。

例えば筆者はヴィジュアル系を好んで時にはライブに参戦することもありますが、ヴィジュアル系を好むファンの中には「貶し愛」というような感覚を持つ人たちが一定数いました。「○○の私服がダサい!」と言いながらも「それが好き」という感じですね。なので、それを本当に嫌いなのだと勘違いした人から茶々を入れられるともう大変なことになります。

あとは、オタク界隈も似たものがあるでしょうか。自分で自分のことを「限界クソオタク」と表現する人はそこそこいますし、その一方で誰かのことを「あのクソオタクがさあ」と言うことがあります。やはり単語がどうの、というよりその場であるとかその前後の話題、感情によって「どう受け取るか」は変わりますね。

 

【4】「言葉狩り」のつまらなさ

とりあえず、という一時的な問題先送りにならば「この単語は使わないように」と封じるのは有効かもしれません。他に優先度が高い問題が同じ場所にあれば、そちらを先に片付けたいのが人間です。

とはいえ、封じたからといって解決はしていないんですよね。結局そのままにして堂々巡りのイタチごっこになるのは「言葉」というもの以外でも見る光景です。

その言葉そのものが悪いのか、どうなのか。そしてそれを誰かに説明するにはどうすればいいのか。折角沢山の言葉があるのですから、一度自問自答してみようかなと思っています。

 

【5】まとめ

ニコニコ動画のタグに、「愛すべき馬鹿」というものがあります。それ関係の動画を観たことがある方は何となく察していただけると思うのですが、ああした動画の内容とコメントはそれこそ言葉狩りのようなものをされた場合にどう表現すればいいか分からなくなる気がするんですよね。

動画によっては完全に無茶をしているわけですし(特にハイポーションのアレとか)、「そこまでしなくてももういいんだよ!」「ベストは尽くさなくていいんだよ!」というものがあります。それでもそうした動画に笑わせて貰ったり、元気を貰ったりすることがあるんです。

様々な人たちが生きやすく、というよりも楽しく生きるためにはやっぱり「安易な言葉狩り」のようなものが一番つまらないのではないのかなあ……と考え込んで疲れた頭を笑える動画でほぐしながら改めて思った次第です。

(Shano編集部)

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