娘の悩みに共感できない親の心理と伝え方、寄り添い方

娘の悩みに共感できない親の心理と伝え方、寄り添い方

社会は大きく変化して来ていますから、娘からLGBTをはじめとしたセクシャルマイノリティであることをカミングアウトされて相談されたり、セフレなど多様な関係性を築いていることによる悩みを打ち明けられたりすることもあるでしょう。どうしても娘の悩みに共感できないと思った場合、あるいは打ち明けたら親にそう思われてしまった場合に、どう接していくのが良いでしょうか。

【1】嫌いじゃないけれど娘の悩みに共感できないこともある…その心理は?

娘の悩みに共感ができないという人もいるでしょう。最近の子供たちは昔の子供たちとは違い、いろいろな考え方をしたりいろいろな恋愛も経験します。昔ではあり得なかったネットで出会って会うというオフ会と呼ばれるものであったり、オンラインゲームで付き合って結婚をするという人もいます。SNSで出会って結婚もよく聞く話ですよね。

また、セクシャルマイノリティが浸透していく中で、カミングアウトやそれにまつわる相談をされることもあるかもしれません。こういう世の中ですが、嫌いじゃないけど娘に共感できないということは多くあるでしょう。その心理というのはどういったものが来るからでしょうか?

(1)自分の小さい頃と照らし合わせている

自分自身の小さい頃と照らし合わせていることもあるでしょう。昔は連絡をして一緒に遊んでと、同級生の中や会社の人とというイメージが強かったですが、今では誰とでも恋愛できます。恋愛にも様々ありますが、異性同士ではなく同性同士の恋愛もありますよね。

(2)ジェネレーションギャップを感じる

やはり比べてしまうのは昔と今です。今ではスマートフォンなども多くSNSも皆がやっているほどですよね。メールをあまり使わなくなり、Lineをするようにもなった時代です。時代はどんどん進むごとに様々に違ったことを共感していくようになります。

(3)「ありえない」と思っている

どんな事でも「ありえない」と思ってしまうので、現実を受け止めれないこともありますよね。例えば娘が同性の子を好きになったということでも「どうして…?」と思ったり実際に付き合っていると言われて衝撃を受けた親もいるのではないでしょうか?ありえない事が今ではありえる環境になってきているので、共感できないと感じるのではないかと思います。

【2】その「共感できない」は気持ちの問題? リスクが伴うから?

「共感できない」というのは気持ちの問題もありますが、リスクがあるからというケースもあります。また、両方の可能性があります。

例えばセフレなどの人は多くの異性と関係を持っていることが多いですし、人によっては彼氏が数人いるということもありえます。自分自身が娘と同い年の頃は彼氏がいても今の旦那だけという人もいますし、複数と付き合うのはありえないと考えてしまっているのではないかと思います。

そういう気持ちから心配になるのは無理ありません。他にもSNSで出会うような人と付き合うというのは信頼性もなく怖いことだらけですよね。実際にニュースにもなるくらいのこともあると、付き合ってる相手がストーカーなどになってしまうのではないかなどリスクも考えると不安になります。

全てのことが含まれると、どうしても共感できないというのは無理もないでしょう。また娘の恋愛が少し他の子と違うことから、社会に馴染めるか不安になることもあるでしょう。

共感できない思いが気持ちの問題から来ていて、受け入れるよう努めることができるものなのか、あるいはリスクから来ているのか、一度整理してみると良いかもしれません。

【3】理解できない悩みにどう共感し寄り添うべき?

気持ち的に理解できない悩みに対してどう共感すればいいでしょうか。どうしても信じられないと思っていてもある程度の妥協は必要になります。

(1)世の中は広いと思うようにする

今では恋愛をしていて付き合っているといってもセクシャルマイノリティの人もいたりと、自分の経験からして違った恋愛をしているという人たちもいます。もし自分自身の娘もセクシャルマイノリティなどであった場合は、そういう子と考えるようにするといいでしょう。

(2)娘を支えてあげるようにフォローをする

周りから見られると違った子と思われてしまったり、友達も少ないといったこともあるかもしれません。恋愛でよく失敗をしたり、同性を好きになるということもあるかもしれませんが、好きになっている気持ちは本物ですし、娘を支えてあげるようにフォローしてみるといいでしょう。娘が恋愛に悩んでいたら相談をして仲を取りもったり、自分自身の経験も娘に話すことで助けることもできます。

(3)妥協する

全てが自分の思い通りに行く世の中ではありません。娘の好きにさせたいと思ったり、少しでも力になりたいと思ったりするのであれば娘の行動に妥協をすることも大切です。

【4】子どもはどう理解してもらうようアプローチしたらいい?

では逆に子供たちはどう理解してもらうようにアプローチしたらいいでしょうか?

(1)信頼を得る

親は「安心」をすることができず心配をしています。信頼性を得るためには時間がかかってしまいますが、今の恋愛状況やどういう事を思っているのかなど、親に伝えることも大切です。自分がしたいこと、誰と付き合いたいのか、どういう恋愛をしたいのかなどしっかりと親に話すことが大切になるでしょう。

(2)悩みは全て相談をする

少しでも悩みがあるのであれば親に言う他ありません。もちろん反対をされるかもしれませんが、助けてくれたりフォローしてくれることもあります。信頼性がないと反対ばかりかもしれませんが、どんな些細なことでも親に伝えるようにすると、少しずつ信頼も得られるようになり、親も打ち解けてくれるでしょう。

(3)親に説得するには嘘をつかない

例えばですが自分がどういう人なのかを親に正直に伝えることも大切です。

例えば、レズビアンであることを隠しているのであれば、「女の子の体に興味がある」「別に好きではない」などのように、曖昧にしたり嘘をついたりするよりレズビアンであることを伝えた方が良いことが多いです。セフレが多いのであればセフレがたくさんいると伝えるようにしましょう。

隠し事をしていると親は心配になって不安になり、信頼性もどんどん薄れてしまいます。自分がどういう人なのかを考えて親に1度話してみてもいいでしょう。

【5】まとめ

娘の悩みに共感ができないという親も多いですが、親に共感してもらえないという子たちも多いです。親子の絆というものがしっかりと結んでいると思うので、お互いが信頼関係を持って、どういう状況なのかを理解することが第一になるでしょう。

そして娘の相談には乗ってあげるようにして、子供は親に正直になるようにしましょうね。そうすることで少しでも距離が縮み、お互いギクシャクした悩みなども解決するのではないかと思います。

(MAGI/ライター)

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