【回答】エッチのお誘いで「レズビアンしない?」と言われて思うこと

レズビアンしない?というエッチへの誘い方

一部の人がSNS上で女性同士でエッチをする、また誘う際に、「レズビアンする・しない?」という表現を使うようになりました。

また、百合っぽさを指し示す言葉に“レズみ”があります。

確かに“レズ”は性的コンテンツを指すことの多い言葉ですが、本来セクシャルマイノリティを指す“レズビアン”でこのような使われ方をしていることに、レズビアン当事者はどう感じているのでしょうか。

当事者に話を聞いてみました。  

 

【1】 SNSで一部が使う用語

SNS上で「レズビアンする」、「レズみ」といった単語を見かけるようになりました。

性的な行為をする、女性同士が仲良くしている様子を示す意味でマジョリティの方や一部レズビアン当事者によって使われているようです。

筆者はレズビアン当事者として、これらの単語を知った時はあまり良い気持ちはしませんでした。しかし、一部当事者もこれらの単語を使っている様子でもありました。

ですから、今回は筆者の主観的な考えではなく、同じくレズビアン当事者の方にこれらの単語についてどう感じ考えるかについて、インタビューを行いました。  

レズビアンの略し方…「レズ」「ビアン」のニュアンスの違い

 

【2】 「レズみ」「レズビアンする」に感じること

世間的には、一部のレズビアンあるいはバイセクシャルなど女性とも性的なことを行う人が使っている「レズみ」「レズビアンする」という使い方は嫌悪されることが言われています。

SNSでも、その使い方に怒りを示す人は少なくありません。

ですが、今回はあえて客観的に捉えるために、他のレズビアンたちにも意見を聞いてみました。

(1)「レズビアンする」=性的な行為をするという使い方について

「そもそも、レズビアンという単語を動詞として使うことそのものに違和感がありますね。レズビアン(一般的にレズ)という言葉が性的な行為を差すものとして使われるのは、アダルトコンテンツのジャンルとしての認識が強いからなのか? と思います。つまりレズビアンという単語が、その人の在り方を示す言葉ではなく、性的コンテンツを示すものとして使われている。レズビアンは誰か性欲を満たすために存在しているわけではないのに、コンテンツ扱いされることに不快感があります」(20代半ば・女性)

(2)「レズみ」=百合っぽい、女性同士が仲良くしているという意味の言葉について

「上記同様、女性同士の恋愛をコンテンツ化しているがゆえの言いまわしだと感じます。百合とはレズビアンを描いた創作物を示す言葉ですが、それは現実のレズビアンとは異なるものです。BLとゲイが別であるのと同様だと思います。たとえば男性ふたりの距離が近いのを見て「ホモっぽい」「ゲイカップル」と揶揄することはおかしいとわかるのに、どうしてそれが女性になるとわからなくなってしまのかが理解できないですね。レズビアンという存在が透明化され、性的なものや萌えとしてコンテンツ消費される存在になっていることが根底にあると感じます」(20代半ば・女性)

(3)SNS上で「レズ」という略称を気軽に使われることに関して

「昔は“レズ”という呼称に嫌悪感がありました。なぜレズという単語に嫌な感情が湧いたのかというと、それが蔑称として浸透していたからです。レズという呼び方そのものが、レズビアンの存在を揶揄していると感じられました。最近は『レズという単語を他人から貼られるレッテルだと思うから嫌な気持ちになる』と思い、自分でも前向きに名乗るようにしてみたところ、嫌悪感は薄れました。ですが、差別意識を持って“レズ”を使う発言はもちろん不快になります」(20代半ば・女性)

女性同士の深い繋がり…レズビアンとはまた違うエスという関係性

 

【3】 まとめ

インタビューをしたことで「レズビアンする」や「レズみ」といった単語は、どちらも“レズビアンをコンテンツ化しているように感じる”というご意見を得ることが出来ました。

筆者もこの2つの単語は性的コンテンツを表しているような使い方をされているのを多く見かけましたので、同じくコンテンツとして“レズビアン”を扱われている気分になりました。

“レズ”という略称が蔑称として浸透している現状ですが、インタビューを受けてくださった方の「レズという単語を他人から貼られるレッテルだと思うから嫌な気持ちになる」というのは筆者にとって目から鱗でした。

しかし、差別意識として“レズ”と使われるのはどのレズビアン当事者も嫌悪感を感じる単語ではあると思いました。

(みなと/ライター)

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