心の性が違うことを両親にカミングアウトしたい…会話を進め方やタイミング

トランスジェンダーが親にカミングアウトする際の注意点や方法

心の性と体の性が一致しないと気がついたとき、親には打ち明けたいと思う人が多いでしょう。

どのように話を進めていけば良いか私の経験に基づきお話しします。

 

【1】親へのカミングアウトは大変?

トランスジェンダーであることに気がつき、親に話したいと思ったとき、どう話を進めるべきか悩む人は多いのではないでしょうか。

真剣に悩んだのに「あら、そうなの?」とあっさり受け入れてくれる場合もあれば、大げんかになってしまう場合もあります。

最悪のケースを想定するから、覚悟を決めて話をするんですよね。

少しでも話し合いが良い方向に進むように…ということを願って、どう話を進めたら良いか一緒に考えたいと思います!

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【2】親との会話の進め方

具体的に、どのように話を進めたら良いのでしょうか。私の経験に基づき、お話ししたいと思います。

(1)ありのままの自分をカミングアウト

自分の場合、母子家庭だったのでこうなってた時に父親はいませんでした。偏見ですが父親より、やはり母親の方がわかってくれる気がします。
ありのままの自分をカミングアウトする前にもう容姿からして親もわかっていたと思います。特に何も言ってきませんでしたし、無理に女の子の服を着せようともしませんでした。

きっと親は私が中高の時には薄々気づいてたとは思います。社会人になり、そろそろ彼氏や結婚などそういう会話になる年頃になったので、自分でもソワソワしてました。しかしある日「また違う子連れてきて~今度はどんな子よ?」って聞いてきた時があったんです。ここで確信しました。さすが母ちゃんわかってたんだなって。気が楽にはなりましたが、ちゃんと自分の口から言わないといけない。それは思っていました。

翌日の夜にカミングアウト。「気づいてたとは思うけど、実は自分は女の子が好きなんだ。もしかしたら何かのきっかけで男性を好きになる時が来るかもしれないけど、今はできないんです。ごめん。」と。少しだけ将来の安心感を与えるため優しい嘘をついてしまいましたが、親は「あんたの人生なんだからあんたが決めなさい」と言ってくれました。

時間はかかるかもしれませんが、「本当の自分」をちゃんと親に伝えることは大事です。心の性が一致しなくても、親の子には変わりないのですから。ずっと隠して、嘘をついて生きていく方が苦しいと思います。

中にはわかってくれない両親もいますが、私を産んでくれた親。だから絶対に理解してくれる日は来ると思っています。私が信じている限り、私の両親でいる限りです。

(2)両親の学生時代や恋愛話を聞いてみる

「お母さんはどんな恋愛をしてきたの?」本当、女子会みたいな感じで聞いてみます。イレギュラーな回答がある場合もあります。

「実はさ女子校でさ別に同性同士とか当たり前だったわよ」など。質問したこっちが驚いてしまいますよね。「え、昭和の時代もあったんだ!」なんて。そこで自分の恋愛話もしていきます。ここではカミングアウトはしなくてもいいです。お互いの話をしているだけですので。もちろん意味がある会話です。いずれ「本当の自分」を切り出せるチャンスを作っている段階です。

中高と反抗期がある時期です。そんな時親となんて会話すらしたくないって思ってた人が多いと思います。その時期の穴埋めをするように、社会人になってからでも構いません。

心を開いて会話をしてみてはいかがでしょうか。自分のためにもなるし、なんせ親はとっても喜ぶと思いますよ。

(3)会話の成り行きでカミングアウト

例えば、同性愛に関するテレビをたまたまみていたとします。「お母さんこれどう思う?」「私は偏見ないかな~」など何かを利用して会話を進めている上でのカミングアウトです。

ただし、注意すべき点はそのテレビを見ていてマイナスは発言をしたときはストップです。聞き流すようにしましょう。あくまでこの方法は親にいい印象がある場合のみ有効となります。

「お母さんこれどう思う?」「なんだか気持ち悪いわね」「将来どうすんの」などこのような偏見ある発言をしてきた時は、そっと聞き入れて少しだけ反論と言いますか、「今の時代だったら結構いるよ~?」など言い返しつつ、共感してあげてください。

これじゃ、カミングアウトできないな…と思っても挽回するチャンスなんてたくさんありますから、諦めないでくださいね。

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【3】まとめ

自分がやってきた両親との会話術を書きましたが、結論からいうと「ありのままの自分をカミングアウト」するのがとても有効でしたね。人生を相談しているわけですから、両親も真剣に聞いてくれるはずです。

自分の娘(息子)がなんでまた…なんて失望してしまう両親もいるかもしれません、そんな時は反抗的には絶対にならず冷静にまず相手の気持ちを悟ってください。自分のことだけの問題ではないからです。

自己中心的になってしまうと、最悪家族との縁が切れてしまう場合もあります。実際に友達でもいました。理解してもらえず、家を出たと。ですから、「なんでわかってくれないの!」ではなく「どうしたらわかってもらえるかな?」と考えていったほうが良いと思います。

(ツバサ/ライター)

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