【3】結婚を意識することができるようになった
次第にOさんも彼氏も結婚を意識し始めるようになりました。
それぞれ意識した理由があったようです。
(1)結婚しても大丈夫だという安心
「付き合って1年後くらいには私の両親にも会わせ、人当たりが良く気が利く彼は両親にも好印象でした。そして、付き合って2年ごろから、この人だったら結婚しても幸せになれるんじゃないかなと感じ始めていました。一人暮らしの彼は毎日コンビニやスーパーのお弁当を食べていたみたいで、家庭的なご飯に飢えていました。一応、主婦経験のある私は基本的な和食のご飯を作って彼に食べてもらったところ、これが彼の胃袋を掴んだようで『この人と結婚したら毎日こんなご飯が食べれるのかっ!』と思ったらしく、彼も私との結婚を意識し始めたようです」
(2)バツイチの経験が生きた
「今までの彼女は若いのもあって、オムライスだとかカレーだとか1品料理が多かったらしく、味噌汁や小鉢が出てきたところに感動したと今も良く言います。これがおそらく、彼が私と結婚を考えた理由の1つでしょう。あんなにも子持ちでバツイチであることに引け目を感じていたのに、それで培ったものが結婚につながりました。どうやら、私の料理は、彼にとって、物凄い衝撃だったようです。これまで実家暮らしだった私は娘と二人生活を始め、彼も良く家に来て半同棲生活のような暮らしをしていました」
(3)娘がパパとして受け入れた
「お互い結婚の意識もあり、娘に『おにいちゃんがパパになったら、どう思う?』と聞いてみると、パパという存在が今まで近くにいなかったのでピンときていない様子。しかし3人で共に生活するで、ある日娘が急に「おにいちゃんのこと、パパって呼ぶことにする!」と宣言してきました。初めはパパと呼ぶことに恥じらいがあったようですが、すぐ定着しました。娘が小学生になる前に籍を入れたいと思い4年付き合って、彼と娘と晴れて3人家族になりました」
(4)結婚の決め手だったものは?
「初めは結婚する気がなかった私は夫と付き合っていく中で、夫の優しさや穏やかさ、そして何より娘や私を常に想ってくれていることで結婚したいと思うようになりました。娘が彼をパパとして受け入れたことは決定打でしたね。夫も付き合った当初はまだ若くて結婚なんて、なかなか思い描けなかったけれども、3人で一緒に過ごすうちに決心がついたのでしょう。あと、手料理もね。夫の両親は最初バツイチ子持ちと付き合ってることを言うと『大丈夫なの?』と少し不安がっていたそうですが、実際にお会いしてから娘を本当に可愛がってくれ私にもとても良くしてくれています」
(5)再婚して思う…結婚生活がうまく言った理由
「1度目の結婚のときは、いつも不安感やモヤモヤした気持ちで好きなのに辛くて情緒不安定でした。ですが今はそんな負の感情は全くなく、心が安定した毎日を送ることができています。やはり、夫に愛されていると感じられるからだと思います。夫の間にも娘が産まれ、長女もとても可愛がっており更に家族の絆が深まりました。数年後には、長女の反抗期で夫とぶつかる事もあるでしょうが、いつまでも良い関係でいられるように子供に寄り添いながら幸せな家庭を築きたいと思います」
【4】まとめ
バツイチでなおかつ子持ちだと、彼氏を作ることにも、結婚することにもためらいを持ってしまいがちですよね。
素敵な結婚生活ができて、本当に良かったですね。
今、子持ちバツイチで悩んでいる人も、家族や子どもとうまく関わりながら、うまくいくと良いですね。
(杉本レイ/ライター)
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