「私は何と結婚したんだろう」パートナーから見たXジェンダーと事象を考察

Xジェンダーのパートナーについて考察

Xジェンダーの人と結婚した男性が「私は何と結婚したんだろう」とつぶやいたことが大変興味深くありました。

それはふと気になったような発言でしたが、この事象について考察したいと思います。

 

【1】「私は何と結婚したんだろう」

2月後半、発達障害関係の本などを出されているくらげさん(@kurage313book)がTwitterで興味深いことをツイートされていました。

「うちは妻が無性(Xジェンダー)で、体は女性なので一応妻となっているんだけども、私は何と結婚したんだろう」

 

これは、他の方が呟いていた「結婚は家父長制システムにトッピングをほどこしたものなので、愛のシンボルが欲しいなら別のパートナーシップを考えるべきでは」ということについての反応ツイートだったのですが、当事者ではないけれど近くにいる存在からのそうした思考はなかなか新鮮だったので、ちょっと考えてみることにします。

 

【2】パートナーだからこそ気になる?

LGBT界隈でも性自認に関することとなると割と本人の覚悟が重要といいますか、それがFtMでもMtFでもFtXでもMtXでも本人と周囲との折り合いの付け方がLやGやBの方々と似ているようでちょっと違う気がするんですよね。

今回のくらげさんの場合は、そもそもがお二人とも強めの発達障害という要素で性別どころではないのかもしれません。とはいえ世間一般のカップルとずれていても結婚なさっています。

日常的に気になるものではないけれど、ふとした時に気になるものなのでしょうか。「相手に対してこんな感じでいいのだろうか」というような……。

 

【3】曖昧に見えるからこそ難しい?

以前、NHKさんの番組でXジェンダーの方を扱っていました。

肉体が女性だけど、これから仕事をする際の服装(オフィスカジュアルというジャンルですね)に服屋さんでひたすら悩む姿が映っていたり、彼氏さんに「心が女性寄りの時は恋愛対象として見ているけれど、男性寄りの時はそういうふうに見れない」と打ち明けていたり。彼氏さんも突然の話で理解が追いついていないものの、とりあえず話を受け止めていらっしゃいました。

本人達でも微妙なバランスを探して生きていたりするので、その周囲がそのさじ加減を感じ取るのは難しいですよね。

 

【4】なんとかして理解してみようとする方が大変?

こうしたLGBT関係の話になると、当事者以上に身近な人が理解をしようとして難しく感じてしまったり、当事者が求めているものとはズレた物事を考えてしまったりすることが少なくありません。

マジョリティの方にも色々な方がいらっしゃるので、全ての人が「男は男、女は女」とがっちり結びつけているとは言えませんが「いや、そこまで難しい話じゃないんだけど……」というケースもあります。

性別云々以外の部分で強いつながりがあれば、案外性別の枠というものは必要ではないのかもしれませんね。

 

【5】まとめ

ここで最初の話に戻りますが、くらげさんの「私は何と結婚したんだろう」は書面で見る生活と実際の生活とのズレを表しているようにも思えます。もしかすると、こうしたズレというのはもっと多いのではないでしょうか。

セクシャルマイノリティ以外でも、「夫と妻」というような書面から抜け出した「家族」や「共同体」というものの種類は増えていて、そこに社会制度が追いついていないような流れもあちこちで見受けられますから、これは私たち界隈だけの話にはならなさそうですね。

(Shano編集部)

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