セクシャルマイノリティの人に知ってほしい「TOKYO RAINBOW PRIDE」というイベント

【3】イベントの様子は? 

セクシャルマイノリティに関わる人たちが集まるイベント。

どんなことが行われるのか、ワクワクしますよね。

(1)代々木公園でお弁当

イベント当日は、見事に見渡す限りの青空で、外でお弁当を食べるには最適の天気でした。

まずは、代々木公園の大きな広場に集まって、団体スタッフの方が用意してくださったお弁当を食べることにしました。

そこには、僕も含めて合計で20~30人くらいの参加者が集まっていましたが、その中にはゲイの人もいればレズビアンの人もおり、さらに見た目は男だし中身も男だけど、小さい頃に胸部を切除する手術を受けた人など、さまざまなセクシュアリティや個性を持つ人がいました。

(2)同期に再会するなどの楽しいハプニングも…

そして、いちばん驚いたのは、なんと大学時代の同期に遭遇したことです。その子は女の子で、大学時代はほんの少しだけおしゃべりをしたことがあった程度ですが、突然の再会にお互い笑いが止まりませんでした。

ちなみに、彼女はセクシャルマイノリティではなく、男性のことが好きな女性ではありますが、大学時代にはLGBTサークルにも所属するなど、セクシャルマイノリティに対して理解を示していました。

僕もその場で再会してしまったので自分がゲイであるということを隠さず素直に話すと、「あ~、そうなんだね~」くらいの反応をするにとどまりました。

(3)メインイベントはパレード

お弁当を食べ終わると、いよいよこのイベントのメインであるパレードの時間がやってきました。

パレードとは、メイン会場の代々木公園から渋谷駅を経由し、再度代々木公園に戻るかたちで参加者全員が練り歩くという行事です。

イベントのメインカラーである虹色の旗を掲げた人や同色のタオル、サングラスなどを身にまとった人、その他奇抜な格好をした男性の人など、いろいろな人が群れを成して渋谷のど真ん中を練り歩きました。

僕も大学の同期と一緒に練り歩き「HAPPY PRIDE!」と大きな声で叫びながらすれ違う人たちに手を振って歩きました。

(4)ありのままの姿を見せてすっきり

30分近く、いやもっと歩いたと思いますが、気が付いたらもう代々木公園に戻っていました。

あっという間のパレードでしたが、一緒に歩いた人たちやすれ違う人たちの表情を見ると皆がキラキラと輝く笑顔をしており、一人ひとりがありのままの自分の姿を見せているのが伝わってきました。

(5)イベントグッズや記念撮影まで

パレード終了後も、代々木公園では、LGBTに関わるさまざまなブースがいくつも用意されており、イベントグッズなどが数多く取り揃えてありました。

また、ゲイにとってはたまらないとてもガタイのいいマッチョでイケメンの男性がブースの前に立っており、その人たちと記念撮影もしました。

とても楽しかったです。

 

【4】まとめ

今までこのような大々的なイベントには参加したことがなく、ゲイ以外のセクシャルマイノリティの人とも交流する機会がほとんどなかったため、このような言い方をするのがこの場にふさわしいかはわかりませんが……。

性のあり方や捉え方は実に人それぞれであるということがわかりました。

それと同時に、僕がこのイベントを通じて強く感じたのは、いかなる個性を持つ人も、自分をいつわることなく、ありのままの自分をもっとさらけ出していける、そんな社会が1日も早く生まれてほしい、ということです。

興味がある方は、だいたい5月頃の大型連休に行われるので、チェックしてみてはいかがでしょうか。

( 空気を読みたくても読めないKY/ライター)

 

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ABOUTこの記事をかいた人

1991年東京生まれ。23歳の夏にゲイであることに気づき、以来さまざまな活動に参加している。将来の夢はパートナーと共につつましく生活を送ること。趣味はダンス、中国語、読書、ドライブなど。最近は断捨離にハマりすぎた挙句、家の鍵を紛失してしまう。座右の銘は「ケセラセラ」。