マイノリティもいるから…性的指向対象外から告白された時の対応法

【2】性的指向の対象外の相手から告白された! どう対応すればいい?

性的指向の対象外である相手、つまり恋愛感情を抱けないなと既に自分の中で結論が出ているお相手に告白された時、どうするのがいいのでしょうか。

告白を受け入れるにしても受け入れないにしても、一つ問題があります。それは、自身の性的指向の対象外であることをカミングアウトするか、ということです。

恋愛感情を持たないアセクシャルと性欲のないノンセクシャルの間で揺れ動く私も、そんな状況になったことがあります。その経験から、想定できるこちらの対応と、その後のパターンについて考えていきたいと思います。

(1)カミングアウトした上で告白を受け入れる

性的指向の対象外ではあるけれど、お相手と特別な関係になりたいという場合には、性的指向の対象外であることをカミングアウトした上で告白を受け入れる選択もあります。

性的指向の対象外であるならばと告白を撤回されることもありますし、あなたの性的指向がマイノリティであった場合にそれに対する偏見をぶつけられる可能性もあります。

性的指向の対象外であってもおつきあいをしたいと思ってくれるかはお相手次第です。うまくいけば、安らげる関係を築けると思います。

(2)カミングアウトせずに告白を受け入れる

お相手に恋愛の意味でなくとも好意を抱いているなら、性的指向の対象外であることをカミングアウトせずに告白を受け入れる選択もありえます。

カミングアウトしておつきあいするのと違い、あなたの性的指向への偏見をぶつけられる可能性はありません。

しかし、対象外であることを伝えていないので、お相手に恋愛感情を持っていると演技し続ける必要があるため、疲れてしまうかもしれません。

(3)カミングアウトしてお断りする

「恋愛の意味で好きになることができません」と説明してお断りする方法です。

これなら恋愛対象外だけど、友人を続けていけるでしょう。

カミングアウトするリスクはあるので、お相手がどういう人かよく考えて行動に移しましょう。

(4)カミングアウトせずにお断りする

ただお断りするという方法です。

「友人としてやっていきたい」などの言葉を添えてもいいかもしれません。

この場合、カミングアウトのリスクもお相手に対しての演技も必要ないので無難と言えば無難です。

しかし、二度目の告白をされる可能性は消えていません。

 

【3】まとめ

どの選択肢を選んでもリスクや悩みはあります。

告白は覚悟のいる行為ですから、それに応じるのにも、相応の覚悟がいるのかもしれません。

あなたが納得できる選択をするのが一番です。

(雁屋優/ライター)

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