DVや亭主関白、家事をしない男女…結婚で問題になる人の見極め方

DVや亭主関白、家事をしない男女…結婚で問題になる人の見極め方

結婚した途端に、態度が急変する男女は少なくありません。DVや亭主関白、金目的、家事を手伝わない人や仕事を取り上げる人など、結婚後に問題が起こりやすいタイプの男女の見極め方をタイプ別に取材しました。

【1】デート中はいい人だったのに…結婚後にDVや亭主関白になる男性の特徴

デート中はいい人でも、結婚後に豹変する人は少なくありません。女性でもDV、亭主関白などになる人もいると思いますが、どちらかといえば男性の行動が注目されがちなのが現状ですよね……。婚活経験者はどのようにジャッチしているのでしょうか?

(1)店員さんへの態度が横柄

「好きな人や狙っている人にはいい顔をするのは当たり前。でもちょっとしたところで本性が出るんです。その最たるものが店員さんへの態度です。

普段優しげなのに店員さんへの態度が横柄な人は自分が立場が上になると乱暴になる典型です。そしてどうにか自分が上に立とうとして力でもなんでも使ってきます。ほんと気をつけて欲しい。私ももっと早くわかっていれば…」(Wさん/38歳・女性)

(2)「彼女のためにしてやっている俺」思考

「私は一度離婚しているけれど、元夫は隠れ俺様気質で、結婚生活は大変でした。もちろん彼も付き合っているときはすごく優しくていい人でしたよ。でも時間が経つにつれて少しずつDV傾向が見られはじめて……。

確かに、後から思えば、私のためにしてくれていた優しい行動すべてが『彼女のためにこんなにしてやってる俺様』っていう思考から来てたんだなって気づいたの。今のお相手が不安な人は、冷静に彼の行動が本当に思いやりからのものなのか、表面上なのか見極めてね」(Eさん/40歳・女性)

(3)昭和的なジェンダーステレオタイプ

「昭和的なジェンダーステレオタイプを持つ男性はDVや亭主関白(モラ男)であることがほとんどです。昭和的なジェンダーステレオタイプとは、①女性は男性より知能でも劣る②女性は男性の娯楽と雑用係として生まれてきた③女性は本能で家事育児を好む、というステレオタイプです。

ジェンダーギャップ指数が底辺の日本では若い男性でも勘違いしている人がいます。しかしながら①〜③は数十年前に科学で否定された迷信ですので、迷信を迷信だと認識している男性を選んだ方がいいです(Iさん/47歳・女性)

【2】婚活に潜む…金目当てで何もしない女性の特徴

続いて、女性の場合に男性が注目するのは金目当てでの結婚や、家事等の分担は大前提であるものの、仕事も家事もしない女性の存在であることが多いです。婚活経験者はどのようにジャッジしているのでしょうか。

(1)露骨にお金関係のことばかり聞く

「一生懸命隠しても金目当てな雰囲気や態度が出ていますね。会話でもどんな会社に勤めているのかとか勤務地はどこかとか、露骨な人は年収とか聞いてきます。

もちろん結婚には大事な要素だと思うのですが、他の話にはあまり興味をしめさず、そればかりに興味を示します。そんな対話しかできない人は家事だってできるわけありませんよね」(Dさん/32歳・男性)

(2)深い話をしようとしたら中身がない

「金目当てってことは専業主婦希望なのよね? で、家事はしたくない、とは…とってもわがままねぇ(笑)。すごいお金持ちで家政婦さんを雇えるような男性ならともかく、それにしてもそういう心構えで生きてる女は願い下げよね。

向上心なく、他人に寄生して生きていこうとする人間性は必ず透けて見えるはず。婚活の場でも、少し深い話をしてみれば一発でわかるわよ。どうせ結婚の話が進めばバレちゃうのにね。そこに思い至らないところが底が浅いってことよね」(Oさん/42歳・女性)

(3)合コンのさしすせそを使いがち

「男性の低賃金化が加速しているので、金目当てで家事も仕事もしない打算的な女性は愛人市場に繰り出し。婚活現場から撤退している傾向がありますが、いまだにいることはいますね。彼女たちは愛よりも打算なので、愛情のない男性に対していくらでも演技することができます。

夜の街の女性たちが仕事でやっているような言動を、愛しているはずの男性の前で行うことができます。わかりやすい特徴は『合コンさしすせそ』です。『さすが』『知らなかった』『すごい』『センスいい』『そうなんだ』を続けることでしょうか。話の中身を知らないのに、夜の街の女性たちのように変に褒める場合は要注意だと思います」(Iさん/47歳・女性)

【3】共働きなのに…家事を手伝わない男女の特徴

また、共働きなのに全く家事を手伝わない男女も……。どのような特徴があるでしょうか。

(1)「頑張っていて偉い」発言

「女性は家事をするもの。社会進出する必要なし。優しそうな顔を見せても心の底ではこんな考えを持っている男性は結構います。また、できれば楽をしたいから家事をしそうな男性と結婚しようなんて女性も。

そんな人は職場でも『女性なのに頑張るね』とか『頑張って偉いと思う』とか一見優しそうだけどよく考えると少しバカにしているようなことを言う傾向があります。手伝ってくれた時は心の中ですごくやってあげた感を持っちゃってると思ったほうがいいですよ(笑)」(Gさん/38歳・男性)

(2) 家事の大変さを知らない

「親がなんでもやってくれて今まで不自由しなかった人は、おしなべて家事を軽視しがちなもの。ひとり暮らしの経験があればその苦労もわかるけれど、もしずっと実家暮らしだったのなら危険よ。様々な理由があるのはもちろんだけれど、家事のことを全く理解していないことがあるから。

一度同棲でもして、事前にしっかり教育する必要がありそう。家事の大変さを理解してもらわないと、結婚してからも苦労するのが目に見えているわ。『お手伝い』じゃなく、自分の仕事としてとらえてくれるように、分担をきっちり決めてやってもらうのがいいでしょうね」(Oさん/42歳・女性)

(3)栄養バランスの悪い生活や過去にやっていた話

「『男性もちゃんと家事やろう』と言われて20年以上経過しますが、まだ家事をせずにナメクジのようにダラっベタッと動かない男性がいますね。そういう男性は『一人暮らしでは家事やってた』『一食〇〇円で食事を作ってた』とドヤ顔で語ります。家でダラダラする嫁にもありがちです。

そういう人の思考の特徴には、妻・夫(妊娠中だったり病気だったりする)や子ども(離乳期や成長期、アレルギーもちや病気があったりする)のことが全く頭の中にないところが特徴です。また、栄養価計算などに関心がなくバランスの悪い食生活をしていたりします。自分の食事しか頭にない人は、家事をしないことがほとんどですので要注意です」(Iさん/47歳・女性)

【4】結婚後に仕事を辞めさせようとする男女の特徴・見極め

男性、女性いずれかが稼ぎがある場合に、仕事を生きがいに感じていても、それを受け入れてくれず仕事を辞めさせようとすることがあります。

生きがいを奪われるだけでなく、家にいて世間に疎くなった結果、相手のいいなりになってしまうなど、問題が多くあります。 どのような人が、仕事を辞めさせたがるのでしょうか。

(1)やきもち焼きで自信がない

「異性との接触を極端に嫌がる人にその傾向は強く現れると思います。僕もそうです。一言でいえばやきもち焼きということですね。自分が知らないところで他の異性に心を奪われてしまうんじゃないかってすごく心配なんです。

自分に自信もないのでなんとなく良さそうな理由をつけて外に出さないようにしたくなります。やきもち焼きで一緒にいない時間のことを事細かに聞いてくる男性は結婚後に仕事を辞めさせたい時思っているはずですね」(Hさん/40歳・男性)

(2)見栄を感じたら注意

「1馬力でも生活できるだけの経済力がある人ならまだしも、そうじゃないのに自分の甲斐性を誇示したいためだけに専業主婦(主夫)にしようとする人もいるみたいね。いずれにせよ、相手の気持ちを尊重できないのはダメ。

こういう人はだいたい、身の丈以上のことをしようとする見栄っ張りが多いはず。食生活、持ち物、言動……。あらゆる部分で見栄を感じたら注意して。一度立ち止まって、改めてパートナーにふさわしいのか考えたほうがいいかもしれないわ」(Aさん/44歳女性)

(3)将来設計がない

「仕事やキャリアを断念させようとすることは、(日本以外の先進国では)経済的DV精神的DVとされます。また、仕事やキャリアを断念させるために家事育児をわざとしないで、モラハラして倒れるまで追い込むこともありますので要注意ですね。『仕事を辞めさせようとする』人は、相手が働き続けること前提の経済的な将来設計をしないことが多いです。

自分は趣味にお金を投じるけれど、家事労働を軽んじてお金を一切与えないなどです。経済的な将来設計を話し合おうとすると急に怒ったりします。ファイナンシャル・プランナーに相談しようと持ちかけても逃げたりします。経済的DV精神的DVが目的なので、パートナーが経済的に苦しみ、自分にすがりつく方を選択したいからです。将来設計がなかったり、甘い場合は要注意です(Iさん/47歳・女性)

【5】交際中は素敵な男女、結婚後に豹変する男女の特徴・見極め

それ以外でも、性格が豹変してしまう人は少なくありません。どういうところから見極めれば良いでしょうか。

(1)レシートの管理・チェックがすごい

「お金に細かい人は、お付き合いをしているときにいくらご馳走してくれたり、何かを買ってくれたりしても結婚してしまったらすごく管理されてお金も自由に使わせてくれない可能性があります。
例えば食事に行って会計をしてくれてそのレシートをその場ですごくはチェックしていたり、レシートをなにか別なところに集めて管理していたりする人には要注意です。さらにその事を格好悪いと思われたくないからか『お店に騙されてないか一応チェックしないとね』とか言い訳ぽい事を言う人はさらに要注意かも。私の嫁がそうなんで…」(Tさん/30歳・男性)

(2)友達や親にも上から目線

「豹変にもいろいろあるけれど、私が昔結婚した男性は典型的なモラハラ男でした。付き合っているときはもちろん優しかったから気づきもしなくて……。いざ結婚してみたら、言葉の暴力に経済DVと散々でしたね。今思い返してみれば言動の端々が上からなの。

私だけじゃなく友達や親に対しても、妙に上から目線な話し方をしていたりね。今交際している相手がそうじゃないかと疑っているなら、そんな兆候がないかどうか慎重に観察してね。後悔しないためにも……」(Aさん/49歳・女性)

(3)ジェンダー問題になぜか怒る

「DV男やモラ夫の見極めはとても難しいです。婚活中のDV男やモラ夫は特に自分をよく見せるために力を注ぎます。でも、ほんの少し尻尾を出しますよ。彼らが激昂し、余裕がなくなる話題をチェックしましょう。例えば次の話題です。ジェンダー、女性への暴力、痴漢、専業主婦、夫婦別姓。DV男モラ夫が暴力やモラハラをする理由は『俺は男でお前は女だ』という点だけです。

そのため、性別二元論・ジェンダーステレオタイプに反することに対して感情的に怒ります。痴漢や女性への暴力の話題は、DVモラ男である自分を責められていると感じて怒り初めます。そういう男性にはどうか気をつけてください。専業主婦を肯定するにも反対するにも女性への憎しみをチラッとでも感じさせる言い方をすればDVモラ男の可能性が高いです」(Iさん/47歳・女性)

【6】 恋人としてはよくても…結婚後にうまくいかないカップルの特徴

こういった典型的なトラブルの他にも、結婚した瞬間にギスギスしてしまうカップルも……。交際相手としては良くても、結婚後に関係性が崩れてしまうカップルには、どのような特徴があるのでしょうか。

(1)お酒の飲み方を制御できない

「酒癖が悪い人はダメだと思います。私の彼女は酒を飲んで暴れたりとかはないんです。だけど楽しくなると店が閉店になるまで帰れません。朝まで飲み続けるんです。相手が女だろうと男だろうと。

浮気をするわけではないので喧嘩になっても仲直りはするのですが、結婚してもそれは変えられないんだろうなと思っていました。だけど結婚したらそんな無茶するわけやいと言い張るので信用しましたが、やっぱり少しだけのつもりから…お酒を制御できない人はダメです」(Hさん/37歳・男性)

(2)相手に対する思いが強すぎる

「やっぱり経験上、相手に対する思いが強すぎるカップルはなかなかうまくいかなくなるような気がします。というのも、時間が経つにつれて必ずどちらかに思いの大きさが偏ってしまうから。

一生ずっとお互い同じだけ愛するなんて無理な話ですし、恋愛時代はよくても結婚生活ともなると難しいですよね。だから、むしろお互いにあまり干渉しないくらいの距離感のカップルのほうがうまくやっていけるんじゃないかなと思います。ほどよく、いい意味で『好きすぎない』くらいでちょうどいいわ」(Sさん/44歳・女性)

(3)レスになっても夫婦でいられるか

「現在、愛し合い求めあった恋人と結婚後にレスになるカップルが問題になっています。妊娠出産や加齢による性欲減退がなくとも結婚式をあげて同居した途端に、意味もなくレスになる事例があります。男女関係ありません。

その対策はほぼなく、相手から拒まれた側は、外注(不倫)で解消しているのが現実です。結婚後うまくいかないのは、レスでも共に過ごせるか?不倫をせずにいられるか?を考えた方がいいかと思います。それでも共に暮らしていこうと思う相手なら結婚生活が続くと思います」(Iさん/47歳・女性)

【7】結婚後に冷める夫婦とラブラブな夫婦の決定的な違い・交際中の見極め法

結婚後はうまくいっていれば機能的な家庭関係で良いと思う人もいると思いますが、ラブラブな夫婦に憧れている人もいることでしょう。ラブラブでいたい人が見極める方法を取材しました。

(1)お互いがスキンシップを求めているか

「ラブラブが継続する夫婦は付き合っている時からすごくスキンシップをとりあってます。いやらしい感じとかではなく、自然に手を繋いでいたり、そっと肩や腰に手を触れていたりと何かにつけて触れ合っていると思います。

不思議と触れ合っているとどんどん相手のことが愛おしく思ってきます。それが一方的ではなくいつもお互いどちらからともなく触れ合っているようなそんな恋人はずっとラブラブだと思います。結婚後に冷めてしまう恋人はスキンシップが少なかったり、一方的にどちらかが求めている関係に多いと思う」(Hさん/39歳・男性)

(2)ときには一歩引いて冷静に相手を見ているか

「どんなに好き合ったふたりでも、結婚すると『こんなはずじゃなかった』と思うものです。そこで大きな破綻を避けたいなら、交際中と結婚生活の温度差を極力抑えるようにするのがベストではないかしら。

交際中にラブラブすぎるカップルほど、これまで見えなかった相手の嫌な部分やダメなところが目に付いてしまう。盛り上がっているのにもったいないと感じるかもしれないけれど、あえて一歩引いて冷静に。ローテンションくらいの気持ちでいれば、がっかりすることも少ないはず」(Oさん/46歳・女性)

(3) デリケートな話題も話し合えるか

「結婚前に普通にしていたのに結婚後にレスになった夫婦は、一気に冷めるようです。もともと必要だった2人の片方が拒否し始めると、急激に関係が悪化します。大抵、拒否する側は関係悪化の自覚がありません。拒否される側がレスが苦しいと打ち明ける時は、すでに離婚準備に入っていることが多いです。

有無というよりも、話し合いができなかったり愛情を感じることができないという方が問題なようです。結婚後にそんなことにならない夫婦は、結婚前から話し合う努力をしています。交際中の時から気楽に率直に、そういうデリケートな話もできる間柄になった方がいいと思います(Iさん/47歳・女性)

【8】結婚後に気づきがちなすり合わせミス・喧嘩の原因

最後に、結婚する上ですり合わせを行うものの、結婚後まで気付かず見落としてしまう部分について取材しました。

相手が結婚相手としてふさわしいか、DVや亭主関白、家事をしない専業主婦(主夫)、家事の役割放棄などの問題、恋人と結婚とで合う・合わないを見極める方法に加え、最後は「この人と永くやっていけるか」細かなところまで確認しておきましょう。

(1)お風呂とトイレの使い方

「湯船への入り方とかで喧嘩になったことがありましたね。しっかりと頭も体も全部洗ってから温まる人と、軽く流すだけで入る人。しっかり洗ってから入る人にとってはそうでない人が入るとお湯が汚れて嫌だと。
また洗い場の排水口に溜まった抜け毛をすぐに捨てるか捨てないかとかもあります。トイレの使い方は長く籠るなとか、ちゃんと消臭しろとか、そういう生活習慣の違いが長く一緒にいるとストレスになることがありますね」(Aさん/34歳・男性)

(2)恋人の前で見栄を張っている部分

「男性も女性も、お付き合いの間はとかく見栄を張って背伸びしてしまいがち。男性だったら経済面や仕事、金銭感覚……。女性は家事スキルや美容面でもつくろうことが多いかも。

結婚しておろそかになったり、それが原因で揉めるくらいなら、最初から大きく言いすぎないほうがいいでしょうね。等身大のまま愛してくれる人を探すか、努力して嘘を本当にするか。はじめは誇張だったとしても、頑張って真実にできる程度なら可愛いものよね」(Wさん/42歳・女性)

(3)得意・不得意などの脳特性による違い

「双方の脳特性が影響すると思います。基本的に脳特性は変えられませんので注意が必要です。実は、日常生活で臨機応変な対応ができるかどうかは、個人の脳特性によります。ルーティン重視の人と、ルーティン化せずとも臨機応変に生活できる人だと、喧嘩が増えがちです。

毎週・毎日同じ時間に同じ順番で日常生活を行いたいのに、臨機応変対応が得意な人が急に外出を誘って、ルーティン派がパニックになったりします。自分の脳特性では、何が得意で何が不得意なのかを話し合うことが必要かもしれません(Iさん/47歳・女性)

【9】長く夫婦生活を営めるかよく考えて相手を選ぼう

ただ単に相手のことが好きなだけでは夫婦生活を長く営むことはできませんよね。

相手の性格を知るだけでなく、自分の生活様式と相手の生活様式がちゃんと一致しているかをしっかりと見極めることが大事です。よく考えて相手を選び、幸せな夫婦生活を送りたいですね。

(山吹麗華/ライター)

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